2005-01-01から1年間の記事一覧

『ブルー・リバー』 最終章

6月と10月に楽しませてくれた『ブルー・リバー』も最終章となりました。 10月は4つの花が咲きました。 妖しげな香りも来年の6月までおあずけです。 有終の美☆ また6月に奇麗な花を咲かせてくれるように、お世話しますね★

心の内より奇麗ずき

心の内より奇麗ずき 『山上宗二記』の中の「茶湯者覚悟十体」の第三条です。 茶の湯者たるものは、心の中から「きれいずき」でなければならないということです。 あ~耳が痛い・・・。いろいろな意味で・・・。

利休道歌 51

湯を汲むは柄杓に心月の輪の そこねぬやうに覚悟してくむ 柄杓の合(お湯の入る部分)と柄とがつなぎあわさったところを 「月の輪」または「月形(つきがた)」といいます。 合の月形になっているところに、月形に削った柄の先端を差し込んだだけで 接着剤な…

備前期待の若手作家 伊勢崎 紳さんのお誕生会

先週の金曜日10月21日 長岡市にある「ぎゃらりい栗本」で開催されている 「備前 伊勢崎 紳 陶展」の伊勢崎 紳さんのお誕生会に招待されました。 伊勢崎 紳さんは、岡山県重要無形文化財でいらっしゃる伊勢崎 満先生の次男として生まれ 人気若手作家の一…

『ブルー・リバー』総集編 2

春には1本の枝から複数の花が咲いて、とてもゴージャスでしたが 秋は、いかにもハイブリッド・ティー・ローズ(HT)らしく 1つの茎に1つの花が咲きました。 9月1日の様子。左側の鉢です。 10月3日 10月8日 10月11日 10月13日

利休道歌 50

茶入より茶掬ふには心得て 初中後すくへそれが秘事也 「初中後」は、はじめ・なか・あとと読むのではなく 「しょちゅうご」と読みます。 お濃茶点前の時、茶入から茶碗に茶を入れる時 初めに3杓すくい入れて、後は回し出しにしますが ただ3杓すくえば良い…

中越地震から一年

本来、日曜日は「ブログお休みの日」なのだが、きょうは特別。 我が家は下越地方なので、揺れはしたが被害がでるほどではなかった。 当時、長男が長岡工業高等専門学校に行っていた。 被災地の中で、一番長く休校になっていた学校だ。 学校の寮で生活してお…

『ブルー・リバー』総集編 1

『ブルー・リバー』 ハイブリッド・ティー・ローズ(HT)1984年 ドイツ W.Kordes 半剣弁高芯咲きの大輪で、外側の花弁は赤紫色に変化する。 濃厚な香りをもち、耐病性に優れた、すばらしい強健種のバラ。 『バラ図鑑』講談社刊 より 今年6月にホーム…

愚者千人に讃められんより

愚者千人に讃められんより 数寄人一人に笑はれん事を恥ずべし 利休の孫、千宗旦の『宗旦伝授聞書』の一文です。 千人の愚者に褒められるよりも、たった一人の茶の湯の達人に嘲笑されることを 恥じなければならないということです。 このことは茶の湯だけのこ…

利休道歌 49

喚鐘は大と小とに中々に 大と五つの数をうつなり 喚鐘(かんしょう)とは座敷の書院の天井などにつるしてある釣鐘形の小振りの物で 夜咄の茶事(よばなしのちゃじ/冬季に日没から夜間に催す茶会)のときに、 後入(ごいり/懐石が終わった後、いったん席から…

秋の色 5

朽葉色 黄櫨染色 空五倍子色 くちはいろ 朽葉色といえば、枯葉ですから本来は黄茶色なのですが 日本人は、その色がうつろうさまをとらえて、 青朽葉・黄朽葉・赤朽葉と使いわけてきました。 こうろぜんいろ 色づいた櫨(はぜ)の葉の赤黄色。 同じ赤黄色でも…

利休道歌 48

小板にて濃茶をたてば茶巾をば 小板の端におくものぞかし 小板(こいた)というのは、風炉の敷板のことで、大板・長板に対する名称です。 炉を向切りにする時に、炉縁の向うに入れる板も小板というので それと区別するため普通は敷板(しきいた)と呼んでい…

お知らせ 「加古勝巳さんのお茶碗でお茶しましょ!」

以前、みゆさまより「加古勝巳」さんのお茶碗で 同日同時刻にお茶をいただく、という素晴らしいご提案をいただきました。 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/8807671.html http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/8873528.html この「雫碗」が筒茶碗っぽい…

うちの白ばら

『White Parfum』 ハイブリッド・ティー・ローズ オランダ 今年のわたしのお誕生日にホームセンターで大苗を購入しました。 ラベルにはとてもよく香るって書いてあるけど、あまり香りませ~ん。 樹高50~80cmと書いてあるけど、1m以上あ…

利休道歌 47

余所などへ花をおくらば其花は 開きすぎしはやらぬものなり これは茶道だけでなく、日常生活でみなさんも心がけていらっしゃるのでは? 開きすぎた花を人に贈っては、先方が花入に生けようとする頃には、 花がしぼんでしまったり、葉が枯れかけたりして、役…

ふと 思うこと・・・

「ねぇねぇお母さん!ちょっとデジカメ貸して!」(実はこのデジカメ次男のものなんだけど…) 「すっごく、空がきれいだよ。」 昨日の午後5時頃の次男の部屋から見た、東の空です。 次男は高校3年生。受験生。 来月 推薦入試を受ける。そのせいか、すぐ キ…

利休道歌 46

釣瓶こそ手は竪におけ蓋とらば 釜に近づく方と知るべし 釣瓶の水指は、先回の手桶とは違った置き方になり 利休好みの木地の釣瓶は、手を縦にして置きます。 釣瓶や手桶の水指は、炉・風炉とも用いますが 釣瓶はなるべく風炉に用いた方が、道具の取り合わせ上…

魔法が使えたら・・・!

これは高取八山さんの『三島茶碗』・・・ではなく ぐい呑みで~す。 写真で見るとすっごくいい感じの、お茶碗に見えるでしょう? あ~あ、魔法が使えたらなぁ・・・。 高さ 約4・8cm 口径 約8・5cm

越後丘陵公園の気になった ばらたち

16日に新潟県長岡市にある越後丘陵公園のばら園に行ってきました。 近くにたくさんの仮設住宅があり、中越地震で甚大な被害を受けた山古志の仮設住宅でした。 長男の学校がずーっと休校になり、長男がボランティアで駆けずりまわっていた場所です。 なんと…

利休道歌 45

水指に手桶出さば手は横に 前の蓋とりさきに重ねよ 手桶水指の扱いを教えた歌です。 「手桶」とは本来、つくばいに水を運ぶための手付きの桶のことです。 割蓋(蓋が真ん中で割れている)になっています。 それを村田珠光が杉の木地で水指として好み、武野紹…

紀伊上臈杜鵑草

きいじょうろうほととぎす 一昨年の9月に京都国際会議場で行われた「茶道裏千家淡交会青年部全国大会」で お家元が茶花をお好きなことから、各青年部が茶花と花入を持ち寄って 壁一杯に「花寄せ」をしました。 その時に、とき青年部として入れたのがこの「…

充実した一日

昨日10月16日 日曜日は大変充実した一日でした。 10時頃、新発田市天王にあるガラス工芸家の照井康一さんの工房を訪ね 水指の「箱書」をお願いしました。 去年求めた鉢にやっと塗蓋を作ってあげたのです。 そして、長岡の県立歴史博物館に行きました。…

利休道歌 44

茶入又茶筅のかねをもよく知れ あとに残せる道具目当てに 茶入を置く位置は、茶を茶碗に入れるときに持ち上げ、また元の位置に戻します。 茶筅の位置は、茶筅通しや茶を点てたあと、また元に戻します。 この時、ちゃんと元にあった位置におくことが肝心です…

ピンクリボンキャンペーン2005

いまヤフーで「ピンクリボンキャンペーン2005」をやっている。 実はわたしは10年前初めて受けた乳がん検診でひっかかり ショックを受けたことがある。 幸い乳腺炎だったのだが、ほっておくと乳がんになるといわれ 毎年かかさず検診を続けている。 医師…

東沢バラ公園 PART 2

東沢バラ公園の気になった ばらたち PART 2です。 『レッド・クイーン』 わたしの持っている図鑑に載っていないばら。 名前だけあって、きれいな「赤」。 『クイーン・エリザベス』 HT 1954年 アメリカ Dr.Waiter Lammerts 作出 やさしいピンクが…

利休道歌 43

はこびだて水指おくは横畳 二つ割りにてまんなかに置け この道歌も位置の決定の重要性を説いています。 風炉の場合は、風炉を据え畳の横幅を二つに割った半分のまた半分に に水指を置きます。すなわち、畳の幅の四分の一のところに置くわけです。 本勝手の炉…

一度見てみたかった・・・

ばら園のはしごをしてたどり着いた先は・・・ 鳴子温泉でした。 泊まった旅館は鳴子温泉でも一番古く、4種類の温泉がありました。 義経の子供が産湯に使ったという「いわれ」のある温泉がある旅館です。 露天風呂では大阪からの母娘連れと一緒でした。 いい…

利休道歌 42

置き合せ心をつけて見るぞかし 袋は縫目畳目に置け この歌は道具の置き合わせに注意しなさい、ということです。 お点前で一番大事なのは「位置の決定」 二番目は「順序」 三番目は「動作」といわれます。 わたしが青年講習会で運びの平点前をお願いした時に …

百度亭主して

百度亭主して百度客をせざれば 茶人とはいわれまじ 江戸後期の尾張藩の深田正韻が、茶人の心得をまとめた『喫茶余録』に書かれています。 「茶人」といわれるようになるには、百会の亭主と百会の客を経験すること。 いくら点前のお稽古を年数重ねたとしても…

東沢バラ公園

10月9日 日曜日 双松ばら園をあとにして、山形県上山市のお蕎麦屋さんで昼食。 すっごく混んでいて、一時間も待たされました!県外ナンバーばかりで有名なのかな…。 でもおいしかったで~す。 次の目的地はやはり山形県村山市にある「東沢バラ公園」。 こ…