利休道歌 42

置き合せ心をつけて見るぞかし 袋は縫目畳目に置け

この歌は道具の置き合わせに注意しなさい、ということです。

お点前で一番大事なのは「位置の決定」

二番目は「順序」 三番目は「動作」といわれます。

わたしが青年講習会で運びの平点前をお願いした時に

まず、水指の位置、次にお棗とお茶碗を置き合わせる位置

みんなやり直しさせられました。

でも、ちょっとした違いでお点前がやりやすくも、やりにくくもなる訳です。

やはり「位置」は大事です。

縫目というのは、お仕覆のかがりのことだと思いますが

袋すなわちお仕覆は縫目を畳の目にちゃんと合わせて置きなさいということでしょう。