2005-12-01から1ヶ月間の記事一覧

利休道歌 102(完)

規矩作法守りつくして破るとも 離るヽとても本を忘るな 規則は守らなくてはなりませんが、その規則を破っても 規則から離れてはいけない、本(もと)を忘れてはならない、ということです。 これは茶道を学ぶ人のために「守・破・離」という学びの段階につい…

☆無条件バトン☆

流派は違いますがお茶仲間の白洲さまより 「無条件バトン」なるものを受け取りました! http://blogs.yahoo.co.jp/laurenshirasu76/20929124.html それでは行きま~す!!! 1】無条件でトキメク○○な人を3人 1)夫 これははずせませんよね! 2)○○ ○○さ…

利休道歌 101

もとよりもなきいにしへの法なれど 今ぞ極る本来の法 この歌は「昔なかったものを、今定めた」という意味で 利休のときに茶の道を大成したことを歌っています。 茶の湯は利休以前から行われていました。 室町時代には、上流社会で行われ、 その後信長、秀吉…

また一年後ね!

「はい、大丈夫ですよ。また一年後ね!」 今年やり残した事、終了しました!よかった! 乳がん検診に行ってきました。 「異常なし」でおまけに以前まであったしこりが、なくなっていました。 来年も健康でありますように!!! ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★…

利休道歌 100

茶の湯とはたヾ湯をわかし茶をたてヽ のむばかりなる事と知るべし この歌は「茶の湯とはお湯を沸かして、お茶を点てて、飲むだけであるということであり 何も難しいことではない」ということを教えています。 この当たり前とことを当たり前にするということ…

心配な事・・・

昨日の新聞に トルコ旅行中邦人学生不明 の記事が載っていた。成城大4年生が11月初めから行方不明になっているそうだ。 実は我が家の長男もお正月早々、3月までスリランカから始まって インド・ネパール・インドネシア等「放浪の旅!?」に出かける・・…

利休道歌 99

茶の湯には梅寒菊に黄葉み落ち 青竹枯木あかつきの霜 この歌は「口切の茶事」を通して、茶の湯には陰と陽の調和が必要であることを歌っています。 「口切の茶事」とは開炉の季節の11月初めに、その年の春に茶師によって葉茶が詰められ 封印された茶壷を露…

わたしでも作れます!

皆さま、クリスマスはいかがお過ごしになられたでしょうか。 我が家のクリスマス・イヴは夫と次男、父・母の5人で迎えました。 長男は某県のインド料理の店で日本人は彼ひとりという 怪しげなクリスマス・イヴだったようです。 一体、何語で話していたか本…

クリスマス 第3回 チャリティー茶会

23日は3回目となるT先生主催のクリスマス・チャリティー茶会でした。 会場は新潟伊勢丹7階茶室「丹庵」です。 夫と次男はクリスマスプレゼント&合格祝い!?(本人は別々に欲しいようだが…) の「二胡」を買いにいくというので、わたしだけお席に入り…

利休道歌 98

かず多くある道具をも押しかくし 無きがまねする人も愚な 「茶はさびて」の歌を極端にいえば 釜一つあれば茶の湯はできる。数多くの道具を持つ事は愚かなこと。 身分相応ということを忘れてはいけません。ということでしょう。 この歌は、数多くの道具を持っ…

お寺さまがサンタクロース

昨日は新潟市で一人暮らしの伯母上さまのご機嫌伺いに行ってまいりました。 おとといの停電ではさぞ心細い思いをされたことと、心配しておりましたが 民生委員の方やご近所の方が、入れ代わり立ち代りで来てくださり 大変楽しかったとか! 亡くなられた伯父…

利休道歌 97

釜一つあれば茶の湯はなるものを 数の道具をもつは愚な 釜一つあれば茶の湯が楽しめる、という意味ではないようです。 もちろん茶入・茶杓・茶碗・水指・・・ お茶を点てるのに必要な道具は一通り揃えておかなければなりません。 しかし、余分な道具は必要な…

わたしの香りは・・・ 「香りの世界 巻の六」

香水の定番。ニナ・リッチの「レールュ・デュ・タン」とシャネルの「№5」 わたしの定番でもあります。 この二つは男性からの贈り物☆ と言ってもわたしの父からです。 香水は父以外の人からプレゼントされたことありませ~ん! 「レールュ・デュ・タン」は大…

忘年会 2

20日の火曜日は、阿賀北(阿賀野川より北という意)の考古学関係者の忘年会でした。 集まったのは20名。そのうち女性はわたしを含めて8名。 わたしがこちらに来た時は皆無に等しかったのですが、年々増えてくれて頼もしいです。 それも県外出身者が多く…

利休道歌 96

茶はさびて心はあつくもてなせよ 道具はいつも有合せにせよ 茶の湯は「質素にせよ」「華美でなく、贅沢にならないようにせよ」 これが「茶はさびて」である。 「心はあつくもてなせよ」は、招いた客に、なにはなくても心に満足を与えるように 不快な感じを起…

ブルーの香り 「香りの世界 巻の五」

「宗恵のばら日記」で最もコメント数の多い『ブルーリバー』 その香りについてのご質問があったので、ちょっと書いてみることにしました。 この「ブルーの香り」はパヒューマリー・ケミストの蓬田勝之さんが 世界で初めてばらの香りを6つに分類されたうちの…

利休道歌 95

水と湯と茶巾茶筅に箸楊枝 柄杓と心あたらしきよし 人をお招きし茶会を催す時、 水指の水・釜の湯・茶巾・茶筅・懐石の箸・菜箸・塵穴の箸・黒文字・点前柄杓・つくばいの柄杓など 新しいものを使います。 これがお客さまに対するご馳走になるわけです。 利…

咲いてくれました その2

つぼみを持ったままチョッキンして花瓶に入れておいた「ブルーリバー」。 小さく咲いてくれました。 香りだけは一人前。「ブルーの香り」。

来年は忙しくなりそう・・・

18日の日曜日、支部の役員会がホテル新潟で行われました。 昨晩からの雪で交通は大混乱。 上越の先生方は皆さん、欠席でした。 構造偽装問題で質問された衆議院議員で副支部長のY氏も出席され 新しく、警備会社社長でお家元とはYPO仲間のH氏が副支部…

利休道歌 94

茶を点てば茶筅に心よくつけて 茶碗の底へ強くあたるな お茶を点てる時、よく注意して、茶筅の穂が茶碗の底へ強くあたらないようにしなさい という大変わかりやすい歌です。 学校の体験教室で子供達に実際に茶筅をふってもらいます。 どうせ傷むから安いお茶…

忘年会 1

「雪」がニュースで大きく取り上げられています。 もともと雪国ですので、このぐらいの雪は当たり前! と思ってはみるものの、やはり雪はいやですね…。 雪と寒さにも負けず土曜日の夜、忘年会に出かけました。 青年部の役員の委員長会議とご苦労さん会を兼ね…

利休道歌 93

習ひをばちりあくたぞ思へかし 書物は反古腰張にせよ お点前を習ってそれを一生懸命筆記する。 書いたものを見ているうちは、覚えたことになりませんよね。 いつまでも書いたものに頼っていては身につかない、という教えです。 書いたものを反古にするくらい…

朝焼け

午前7時の東の空。 昨日とはうって変わってよい天気になりそう。 きょう一日、良い事がありそうな予感…。 午前10時のおなじ空。 雪国の12月とは思えない良い天気。 しかし一転して…。とならないように! きょうは午後7時から新潟で青年部役員の忘年会☆…

利休道歌 92

目にも見よ耳にもふれよ香を嗅ぎて ことを問ひつヽよく合点せよ 前の歌と反対のようですが、自ら進んで何にでも興味を持ち 自分のものとしていくことによって、茶道の真の境地に近づいていく…。 「香を嗅ぎて」はお香を聞くことによって気持ちを静めなさい、…

揉み手(もみで)

今日のお稽古は「盆点(ぼんだて)」でした。 四ヶ伝という相伝物(お家元より許状をいただいてから稽古を許される課目)のひとつで 唐物の名物茶入、またはそれに準ずるものにお盆が添っているものの扱いです。 博物館でお茶入がお盆にのっているのをご覧に…

利休道歌 91

茶の湯をば心に染めて眼にかけず 耳をひそめてきくこともなし 昨日からずっとこの意味を考えています。難しいです。 「教外別伝 以心伝心 不立文字」という禅語があります。 奥義は教えようもなし、また習いようもない。自分で求め、自分で得なければならな…

「豚に真珠」

「豚に真珠」 硝子工房 クラフト・ユー 徳間保則 作

利休道歌 90

稽古とは一より習ひ十を知り 十よりかへるもとのその一 お稽古をするには、一から二、三、四と順を追って十まで進み、 その次には再び初めの一に戻って、また改めて二、三、四と進みます。 初めて一を習う時と、十から戻って再び一を習う時とは 習う人の心は…

『東京タワー』

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー 著 2005年6月30日刊 扶桑社 正直に言うと、これを読むまでリリー・フランキーさんを存知あげませんでした。 本屋で『東京タワー』を見た時、思わず手に取りました。それは何故か…。 …

利休道歌 89

掛物や花を拝見する時は 三尺ほどは座をあけてみよ この歌もそのままですね。 床の掛物やお花を拝見する時は床から三尺(約90cm)離れて座って拝見します。 ですから床の幅が三尺ですから、床の前に座れば良いわけですよね。 待合など床のないところでは…