2005-10-18 利休道歌 45 利休道歌 #短歌 水指に手桶出さば手は横に 前の蓋とりさきに重ねよ 手桶水指の扱いを教えた歌です。 「手桶」とは本来、つくばいに水を運ぶための手付きの桶のことです。 割蓋(蓋が真ん中で割れている)になっています。 それを村田珠光が杉の木地で水指として好み、武野紹鴎が真塗にして台子用にしたといわれます。 ですから真塗の手桶は利休居士以来、千家では重い点前に扱われます。 手桶の手の部分を横に置き合わせ(横一文字) 割蓋の手前のほうの蓋を取り、返して向こうの蓋に重ねて置く、ということです。