2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今日のお稽古のことなど

今日はお稽古日。 お稽古の前に先生のお宅の近くにある銀行へ用をたしに行く。 この銀行には青年部の副部長のU子さんがいる。 ついでに2日に上越市の岩の原葡萄園で行われる 「(社)茶道裏千家淡交会青年部新潟県大会」の打ち合わせをこっそり?してきた。 …

利休道歌 32

客になり底取るならばいつにても 囲炉裡の角を崩し尽くすな これは炉の場合です。 お茶事で、炭所望されてもお客さまが底取り(灰をすくうしゃもじのようなもの)で 炉中の灰を取り上げるということはしません。 茶会に招かれてちょうど人数が揃っているから、…

傷だらけの『ル・アイマント』

『ル・アイマント』 イギリス ハークネス社 フロリバンダローズ 直径約7cm とっても甘い香りがします。 去年の11月に大苗から育てました。 実はこのばら「傷だらけ」なんです。 今年のお盆の8月16日の晩、その時どしゃ降りでお墓参りから戻った次男が …

利休道歌 31

客になり風炉の其のうち見る時に 灰崩れなん気づかひをせよ 風炉の灰型は昨日今日と練習しただけで、できるものではありません。 わたしにとって永久の課題です。 それだけに、風炉の灰に関した茶人の逸話も多いそうです。 利休の孫宗旦の長男宗拙は風炉の灰…

実は ばら好きだったお友達

第4水曜日はダスキンの日。 交換にきてくれるKさんとは子供が幼稚園の時からのお友達。 玄関に置いてあるばらを見て 「わぁ~、きれい!葉っぱも落ちてなくて、よく咲かせたわねぇ。」 と言ってくれた。そこから彼女のばら談義に花が咲いたのでした。 「な…

常を茶になして

常を茶になして、茶に臨んで改まらぬように 紀州徳川家家臣の横井淡所が表千家7代如心斎宗左の教えを書き留めたものです。 常日頃の生活自体が茶になるように心得なさい。 また、茶会に臨んでことさら改まった態度にならないように気をつけなさい。 という…

利休道歌 30

風炉の炭見ることはなし見ぬとても 見ぬこそ猶も見る心なれ 炉の炭手前のときには、お客さまが炉のまわりに寄って、炭のつぎ方を拝見します。 風炉のときは拝見にでません。 これは風炉のまわりに寄れない、ということもありますが 大勢が風炉の近くに寄って…

もし 「3年間 自由なことをしていいよ」 と言われたら

「3年間 自由なことをしていいよ」 と言われたら、あなたなら何をしますか? わたしは「裏千家学園茶道専門学校」の本科3ヵ年コースに行きます。 高校卒業したばかりの方から、定年でリタイヤされた方までいらっしゃいます。 研究科というのもあって、3ヶ…

利休道歌 29

炭おくも習ひばかりにかかはりて 湯のたぎらざる炭は消え炭 これは利休道歌 24 炭置くはたとへ習いにそむくとも 湯のよくたぎる炭は炭なり と同じ意味で、それを逆に歌ったわけです。 炭手前の作法はいつごろから今のように定まったのでしょうか? 炭手前…

『サラバンド』ふたたび

きのうの朝、かわいい開きかけの『サラバンド』を撮ることができました。 今朝はもう開いています。リベンジでもう一度 見てくださ~い!

『ブルーリバー』の咲くまで 4

だんだんとつぼみもふくらんできました! わたしの目の高さにつぼみがあります。 咲いたら脚立を持ってこなくちゃ撮れないかも…。 春につぼみがたくさんついた鉢植えを購入したのですが 今は各枝に一つづつしか つぼみがついていません。 早く咲かないかな…。

利休道歌 28

崩れたるその白炭をとりあげて 又たきそえることはなきなり これも枝炭のことです。 わたしにとって枝炭は火箸ではさみにくく よく失敗してバラバラになって崩れてしまいます。 いったん炭の上に置いたからには、崩れたからといって取り上げてつぎ直さず そ…

情熱的な赤!『サラバンド』

わたしのばらたちもポツポツ咲いてきましたよ~! 昨日つぼみだったのが、今朝はこんなに開いてました! 『サラバンド』 フロリバンダ・ローズ 1957年 フランス F・メイヤン作出 直径約7cm 半八重咲きの中輪花。ばらの中でも最も鮮やかな朱赤だそう…

利休道歌 27

焚え残る白炭あらば捨ておきて また余りの炭を置くものぞかし 白炭とは枝炭のことです。 つつじ・つばき・樫などの枝を焼き、石灰や胡粉で白く化粧した炭です。 炭を形よくついだ後で、管炭にそうように、この枝炭を2・3本置きます。 下火の赤・ついだ炭の…

今日の禅語

掬水月在手 弄花香満衣 水を掬(きく)すれば月手に在り 花を弄(ろう)すれば香衣(かえ)に満つ とても美しく文学的で、わたしの好きな禅語です。 水を両手ですくえば、すくっている自分が水になりきってしまい 月影をいっぱいに映している。 花をもてあそんでい…

利休道歌 26

炭つがば五徳はさむな十文字 縁をきらすな釣合をみよ 炭の置き方を歌にしたものです。 「五徳」をはさむようにして炭を置いてはいけない、ということです。 見た目も悪いですし、風通りも良くありません。 「十文字」は胴炭という一番太い炭と管炭という細長…

越乃雪本舗

日本三大銘菓のひとつ「越の雪」でおなじみの新潟県長岡市柳原にある 「越乃雪本舗大和屋」のお菓子です。 18日にお月見で一服しようと思い、求めたものですが 残念ながら、お月さまは見えませんでした…。 右から時計回りに「武蔵野」「うさぎ」「桔梗」で…

利休道歌 25

客になり炭つぐならばそのたびに 薫物(たきもの)などはくべぬことなり 亭主に所望されて炭をつぐ場合、客はお香をくべてはいけません ということです。 お香は炭特有のにおいを消し、同時に室内の不浄の気を払うために 亭主がたくものです。 裏千家の相伝種…

わぁ~感激!

7月16日に「宗恵の本棚」でご紹介した『晴れたらバラ日和』 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/7023934.html の著者松本路子さんよりコメントをいただきました。 ブログをやっていると、こんないいことがあるのですねぇ。 松本さんはマンションのルー…

『ブルーリバー』の咲くまで 3

きのう、つぼみを確認しました! 朝はほんの少し見えていただけだったのに お昼にはこんな状態。 剪定したところから約40㎝も伸びました。 他のばら達もつぼみをいっぱいつけて 毎日ワクワクさせてくれます。

利休道歌 24

炭置くはたとへ習ひにそむくとも 湯のよくたぎる炭は炭なり お湯がなくてはお茶を点てることはできません。 お湯はお釜がなければ沸きません。 釜があっても、炭のつぎ方が悪いと火は起こりませんし お湯は沸きません。 今なら瞬間湯沸し器や、やかんをコン…

明日は中秋の名月

明日18日は中秋の名月です。 今晩は「待宵」 「十五夜」 「十六夜(いざよい)」 「立待月(たちまちづき)」 「居待月(いまちづき)」 「臥待月(ふせまちづき)」 「寝待月(ねまちづき)」 「更待月(さらまちづき)」 となります。 毎晩、お月見で一…

利休道歌 23

乾きたる茶巾使はば湯は少し こぼし残してあしらふぞよき 茶巾は茶巾盥(たらい)の中でよく絞ってたたみ、茶碗に仕組みます。 茶巾には絞り加減がありますが、自分で経験してみて このくらいの絞り加減が一番拭きやすいということを、覚えておけばよいので…

月も雲間になきはいやにて候

月も雲間になきはいやにて候 月も雲間に見え隠れするのでなければ風情がありません。 茶の湯を開山したといわれる珠光とほぼ同時代の能楽師金春禅鳳(こんぱるぜんぽう)が 弟子たちに味わうべきものである、として珠光が語った言葉を伝えました。 雲一つな…

利休道歌 22

筒茶碗深き底よりふき上り 重ねて内へ手をやらぬもの 筒茶碗を拭くときは、茶巾を人さし指と中指とではさむようにして まず底を拭き、次に茶碗の縁にかけて、いつものように3回半拭いて 茶巾を茶碗から離さずに下においてから 茶巾をはずして上部を少し折っ…

阪神マジック13 優勝に向けてキティちゃんも応援してるよ~!

実家にあったキティちゃんのぬいぐるみ。 次男が夏休みに一人で実家に行ったとき 「これ持って帰るよ」と写メを送ってきた。 去年わたしが見つけて「ちょうだい!」と言ったときは 「あかん」だったのに・・・。 孫には甘いのねぇ。 わたしは阪神ファンでは…

利休道歌 21

口ひろき茶入の茶をば汲むといふ 狭き口をばすくふとぞいふ 「口ひろき茶入」とは大海や鮟鱇のことです。 その他のほとんどの茶入は「狭き口」ですね。 「汲む」というのは水を汲むイメージです。 「すくう」より「汲む」のほうが力がいる感じです。 お点前…

エルメスと茶道具

「エルメス」といっても『電車男』のエルメスではありません。 わたしが今一番欲しいもの、といえば 「エルメスのケリーバッグ」 友達にフランス人の銀行家と結婚した人がいます。 パリに住んでいて「パリにきたら、エルメス本店ご紹介するわ。」 と言ってく…

利休道歌 20

大海をあしらふ時は大指を 肩にかけるぞ習ひなりける 大海の茶入はずいぶん平べったく、丈が低いので 横から持ったままでは、蓋が扱いにくいです。 それで、茶入を左手で上から半月に持ち 茶杓を持った右手で茶杓を握りこんで茶入を扱って 茶入を左の手のひ…

おみやげ

夫の仕事柄、我が家には時々学生が泊まりに来る。 だいぶ前だが、落語家の桂米朝師匠の息子さんが来たことがある。 息子さんだとはその時知らず、後から聞いた。 知っていたら、もっと手厚くおもてなししたのになぁ。 日曜日から常連の名古屋大学の大学院生…