2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

宗恵の『一日一禅』 66

謝茶(しゃちゃ) 3月28日は利休忌でした。 利休居士は点前と道具の簡素化に努め、虚飾を廃して、茶の湯を皆にも親しめるものにしました。 その心に感謝し、静かな心でお茶をいただきたいと思います。 たかが 「お茶一服」ですが、そこにはいろいろ大切な…

宗恵の『一日一禅』 65

玄玄(げんげん) 「玄」とは、奥の深いもの、絶対的な真理の意味です。 臨済禅師は、修行者を教育するための手段として「三玄三要」を説きました。 「三玄」とは「玄中玄」「句中玄」「体中玄」のことを言います。 これらについては、また改めて取り上げた…

さみしくなります

31日に長男・次男が東京に行きます。 長男は横浜の友達のところに行き、翌日次男の引越しの手伝いに 次男は4月1日に英語のクラス分けテストがあるため わたし達より一日早く行きます。 一人暮らしをしたことのないわたしは、 毎日準備を楽しんでいます。…

宗恵の『一日一禅』 64

竹為君葉葉起清風(たけ きみがためにようようせいふうをおこす) 中国宋代の虚堂智愚禅師の言行録『虚堂録』の中に次のようなお話があります。 虚堂の法友だった3人の禅僧が長い旅に出る前に虚堂のもとに挨拶に訪れました。 別れの言葉を述べて門まで送る…

桃花瓷のお皿に春をのせてみました…

11日に求めた木村展之さんの「桃花瓷」のお皿。 次男が免許センターの帰りに買ってきてくれた「寿堂」の和菓子3種。 春らしくて素敵でしょ♪ ☆追記☆ お菓子の銘は 上から時計周りに「早蕨」「菜の花」「水ぬるむ」だそうです。 画像では良くわかりませんが…

おめでとう!

次男が昨日、自動車の運転免許を取得しました。 免許センターに試験を受けに行く前は、大学受験の時より緊張し(本人が)、 どうなることやら、と心配しておりましたが 鼻歌まじりで大好きな和菓子を買って帰ってきました。よかった~。 小さい時からいろい…

宗恵の『一日一禅』 63

花開萬劫春(はなひらきてまんごうのはる) 梅も満開になり雪国にも本格的な春がやってきました。 その長閑な日々が未来永劫に続くことを祈る気持ちを込めたのがこの句です。 「劫」というのは極めて長い時間を表す単位で、言語は「カルバ」というそうです。…

ニューヨーク・ロサンゼルス ミッション

ついにご案内が届きました…。 裏千家淡交会青年部北陸信越ブロックでは9月9日から10日間の日程で 「ニューヨーク・ロサンゼルス ミッション」を行います。 2001年9月11日に起きたテロの中心地近くでお呈茶を行い 茶道を通じて平和の大切さを伝え…

宗恵の『一日一禅』 62

帰家穏坐(きかおんざ) 家に帰って穏かに坐す。と読んでもいいのかな。 あたりまえのことのようですが、この場合の「家」というのは 誰でもが皆本来具えている真実の姿を指すそうです。 煩悩の荒野の中でさまよう流浪の生活を脱して仏道修行に励み 自らの本…

お誕生日に花束が届きました☆

今年もお誕生日に素敵な花束が届きました! 誰からでしょう? 京都にいる妹からです。 四つ違いの妹は建築で大学院を出て、 公務員生活を送っていましたが去年退職し、 今は法科大学院に通っています。 わたしの妹もチャレンジ精神旺盛なんですね・・・。

宗恵の『一日一禅』 61

君看此花枝 中有風露香(きみみよこのかし なかにふうろのかんばしあり) 中国宋代の詩人の第一人者・蘇東坡(そ とうば)の代表的な詩です。 この詩のポイントは「花枝」を心、「香」を真理として看るところにあるそうです。 春になると花は黙って咲き、黙…

血液型って・・・

我が家は夫と義母がB型。 長男・次男・義父そしてわたしがO型。 19日に祖母の七回忌に近親者が集まった。 叔母夫婦とその子供。夫の妹夫婦とその子供。 なんとみんなB型!きゃ~こんなことってあるのですね!!! 今までわたしが好きになった人もみんな…

宗恵の『一日一禅』 60

白珪尚可磨(はっけいなおみがくべし) 中国最古の詩集『詩経』の中に「白圭の詩」という有名な詩があります。 その中心となる一節 「白圭のきずは尚磨くべし、斯の言のきずは為(おさ)むべからず。」 からとった句です。 白圭とは白い清らかな玉のことで、…

今年の行事は・・・

20日に茶会委員会の顔合わせ会が新潟市東堀の「佐々木」でありました。 新入会員2名の方を含め12名の参加。 美味しい懐石料理をいただきながら自己紹介。そして今年度の行事について話合いました。 去年、越後丘陵公園でばらボランティアの方に一服さし…

宗恵の『一日一禅』 59

春色無高下(しゅんしょくこうげなし) 「春色高下無く、花枝自ずから短長」の上の句です。 この言葉には「平等の中の差別」が表されています。 春の陽射しは長い枝短い枝に関係なく、みな平等に降り注いでいる、ということです。 世の中には様々な人がいま…

今日はお誕生日・・・ですが・・・

今日はわたしのお誕生日ですが、風邪をひいてしまいました(*_*)。 おまけに夫は送別会、長男は長岡、次男は東京と今晩は誰もいません(:_;)。 もっとも義父・義母はいますが・・・。 最悪の誕生日です。

宗恵の『一日一禅』 58

花見半開(はなははんかいをみる) 中国明代の末期に儒教・仏教・道教を学んだ洪自誠(こうじせい)が 自らの体験をもとに様々な人生哲理を記した『菜根譚(さいこんたん)』で 世俗を離れて閑居する楽しみを論じています。その中の一節に 「花は半開を看、…

宗恵の『一日一禅』 57

花鳥風月宿(かちょうふうげつのやど) わたしたちの心をなごませてくれるもの、それが「花鳥風月」です。 その花鳥風月がある場所、すなわちわたしたちが暮らすこの世界の素晴らしさが この句に凝縮されています。 花はわたしたちの目を楽しませ、鳥のさえ…

宗恵の『一日一禅』 56

天真而妙(てんしんにしてみょうなり) 中国曹洞宗の祖・洞山良介(とうざんりょうかい)の著した『宝鏡三昧』の一節に 「天真にして妙なり、迷悟に属せず」という句があります。 「天真」とは天然自然の真実の姿のことで、この句全体では 「天地万物がある…

久しぶりに長距離運転!

書きたいこと、書かねばならぬことなどたくさんあるのに疲れちゃったよ。 運転免許センターに免許の更新に行ってきました。 普段あまり乗らないわたしはゴールド免許。5年ごとの更新です。 免許センターに行くにはビュンビュン飛ばすバイパスに乗らなきゃな…

宗恵の『一日一禅』 55

芳草野花一様春(ほうそうやかいちようのはる) 芳しい緑の草が野に山に生え、花が咲き誇って天地一杯の春が訪れた、という感動を表しています。 こちらでは春の陽気が続いたのに昨日から一転、冬に逆戻り。 禅語だけでも春爛漫の雰囲気を!ということで選ん…

やっぱり学生時代の友達はいいですね!

今朝、起きたら雪が10cmほど積もっていましたよ。 11日(土)午後6時から東京・お茶の水にあるホテルで学生時代の同期会がありました。 初めは六本木のホテルの予定でしたが、友達のご主人(わたしたちの先輩でもある)が こちらのホテルの支配人とゴ…

宗恵の『一日一禅』 54

桃花笑春風(とうかしゅんぷうにえむ) 唐の時代に崔護という人がいました。 ある年の晴明節(二十四節気のひとつ、4月5日ごろのこと?)に郊外を散歩していて 立ち寄った家で優しい女性と知り合い、楽しいひと時を過ごしたそうです。 一年後、崔護が再び…

ニアミス!

携帯から投稿できるようなので、試しにやってみます。 今、我が母校の博物館にいます。 渋谷・黒田陶苑に「木村展之」さんの個展を見に行きました。 昨日は美釉さまがおいでになったそうで、 そしてたった今たぶんonebridgeさまがお帰りになったと木村さんが…

加古勝己さんとお会いしました☆

以前にご紹介した「雫碗」の作家 加古勝己さんの個展が http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/8807671.html http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/8873528.html 長岡市の「ぎゃらりい栗本」で開催されています。http://www.gallery-kurimoto.co.jp/ それを記…

宗恵の『一日一禅』 53

雪消山嶽露(ゆききえてさんがくあらわる) 「雪消えて山嶽露われ、雲出て洞中明らかなり」からとられた句です。 修行の成果があって、煩悩妄想の覆いがとれ、菩提心が現われてきたことを象徴する句だそうです。 しかし、わたしにとっては今まで隠していたも…

茶道体験を売り込む!

昨日は我が家の子供達がお世話になった小学校の「第3回学校評議委員会」でした。 学校運営に広く地域の声を取り入れる、という主旨で設けられた委員会です。 地域からは会社社長・塾経営者・ボランティア団体の代表者・PTA会長&副会長 そしてわたくし主…

宗恵の『一日一禅』 52

漁人入得桃花洞(ぎょにんいりてとうかのどうをう) 桃は邪気を払うとか、不老不死の果実だとかいう民間信仰は ユートピアとしての桃源郷伝説を生みました。 中国六朝時代の詩人・陶淵明の『桃花源記』によると ある漁師が川に沿って舟を進めていたところ、…

カナウハヨシ 宗恵の『南方録』 4

客・亭主、互ノ心モチ、イカヤウニ得心シテシカルベキヤ問、 易ノ云、イカニモ互ノ心ニカナフガヨシ、シカレトモカナイタガルハアシシ、 得道ノ客・亭主ナレバ、ヲノヅカラコヽロヨキモノ也、 未レンノ人互ニ心ニカナハウトノミスレバ、一方、道ニチガヘバト…

宗恵の『一日一禅』 51

花間笑語聲(かかんしょうごのこえ) 春めいてくると自然と心もウキウキしてきて、気のせいか笑い声もあちこちから聞こえてくるようです。 穏やかな春を平穏無事に迎えることができた喜びをありのままに表現した句です。 夫や子供達はよくTVを見て楽しそう…