2005-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『海辺のカフカ』

『海辺のカフカ』 村上春樹 著 新潮文庫 上・下 コメントをくださる中でもお若い2-lowさまご推薦の小説を昨晩読み終えました。 感想は? 不思議な感じです。まだ続きがあるのでは、という物足りなさもあります。 文庫でかなり厚い2冊の長編でしたが、長いと…

利休道歌 77

時ならず客の来らば点前をば 心は草にわざを慎しめ 「時ならず客」とは、不時の客、すなわち急に来られたお客さまのことです。 このようなお客さまにはご馳走の方法もないし、粗忽にしても失礼になります。 そこで、せめてお点前だけは充分に心を込めておも…

ついに来ました! 『グラハム・トーマス』 くん

雑誌や本で見て 『グラハム・トーマス』 がどうしても欲しくなり ネットで検索して見つけた「大神ファーム」。 http://www.ogafarm.com/ オールド・ローズもたくさん扱っていて、ついつい注文してしまいました…。 11月中旬の発送予定が遅れ、昨日 我が家に…

利休道歌 76

掛物をかけて置くには壁付を 三四分すかしておくことときく 掛物を掛けるときに、壁にべたっとくっつけて掛けてはいけません、ということです。 掛物と壁の間を三、四分(約9mm)透かして掛けましょう。 そうしないと、壁も掛物も傷めることになります。 雨が…

第24回 チャリティ茶会 予告編

(社)茶道裏千家淡交会新潟支部は 12月1日(木)から6日(火)まで 新潟伊勢丹7階 茶室「丹庵」にて「第24回 チャリティ茶会」を行います。 毎回 青年部は日曜の担当となり、今回は4日になります。 23日のお香の講習会のあと、部長以下担当の役員…

利休道歌 75

三幅の軸をかけるは中をかけ 軸さきをかけ次は軸もと 三幅対(さんぷくつい)の軸を床にかけるとき まず中央の軸をかけ、次に軸先を、すなわち上座になるものをかけ 最後に軸元、すなわち下座になるものをかけます。 軸先というのは、掛物の書き出しのほう、…

香りの世界 巻の二

23日に行われた「とき青年部教養講座」のお話の続きです。 香りを表現する形容詞はありません。 記録にとどめる事がむずかしいのですが、香道では 六国五味(りっこくごみ)であらわします。 六国' 伽羅(きゃら) 辛 羅国(らこく) 甘 真南蛮(まなばん…

利休道歌 74

三つ釘は中の釘より両脇と 二つわりなるまんなかに打て 床の掛物を掛ける釘は、普通中央に一本打つだけですが ときには三つ釘を打つことがあります。 これは横幅の広い「大横物」(大幅ともいいう)を掛ける時に必要になります。 両横の二本の釘を打つ位置は、…

香りの世界 巻の一

23日勤労感謝の日、青年部の教養研修委員会主催のお香の講習会がありました。 昨年、わたしが近所の小学校で茶道体験教室を行った時 お手伝いをお願いした保護者の方の中に 香道を「御家流」のお家元で習っていた方がいらっしゃったのです。 今年の行事で…

利休道歌 73

竹釘は皮目を上にうつぞかし 皮目を下になすこともあり 床や棚などに、竹釘を使用する場合が多いです。 どの竹釘も皮目を上にして打つのが原則です。 今日庵ではすべて皮目が上になっています。 皮目を上にすると滑りやすいといわれますが、 角度をつければ…

☆隠れ家レストランでおしゃれにランチ☆

今日から長岡にある ぎゃらりい栗本 で唐津の「丸田宗彦」さんの個展が始まりました。 明晩、丸田さんを囲む会があるのに「初日に行くぞ!」と夫。 開店と同時に行ってまいりました。 たくさんの作品が並んでいます。午前3時までかかったそうです。 良い作…

今日は珍しくな~んにもしたくない日

朝から何も食べずに市の「胃がん検診」に行ってきました。 非常に混んでました。 帰ってきたら12時過ぎていました。 銀行に行って、用をたして お昼を食べて、「利休道歌」を更新したら な~んにもやりたくなくなっちゃった。 今晩は中高一貫校に通ってい…

利休道歌 72

花入に大小あらば見合せよ かねをはずして打つがかねなり 花入の釘を打つのに、前の歌の寸法どおりに打たなくても良い、ということです。 「かね」とは寸法のことです。 花入の大小・床の高低大小によって、一番よく花が見える位置に打つわけです。 が、一度…

再び 紫雲寺記念公園の「ばらの管理体験」に参加!

紫雲寺記念公園に咲いていた ばらです。 『アイスバーグ』 フロリバンダ・ローズ 1958年 ドイツ R.Kordes 作出 八重咲きの中輪花で花つきがよく、株を覆うように房咲きとなる。 浅緑の照葉も美しく、20世紀を代表する品種。強健で育てやすい。 別名 シ…

利休道歌 71

花入の折釘うつは地敷居より 三尺三寸五分余もあり 花入をかける折釘を打つのは、床正面の壁中央に打つので「中釘」ともいいます。 中釘を打つ位置は、地敷居すなわち床框から三尺三寸五分(約1m)の高さになります。 これは台目床(普通の畳の4分の3に…

収穫!

今朝あられが降りました。 こちらに来て初めて「あられ」を見たとき、びっくりしました。 こんなのが降ってくるんだぁ~って。 我が家のキウイフルーツです! 10年ほど前、藤棚のフジが咲かなくなったので、キウイフルーツを植えたのです。 今年は39個な…

利休道歌 70

うす板は床の大小また花や 花生によりかはるしなしな 前の歌のくり返しですね。 前に説明したとおりです。 若干説明を加えますと 矢筈板(やはずいた)とは、板の縁が矢筈(矢の先の弦をうけるところ)のように凹形に切り込まれている真塗の板です。上面より…

これって 『テディベア』 ?

我が家に3年ぐらい前からある ミニばらです。 お友達は 『テディベア』 って言うのだけれど 本当にそうかなぁ・・・? けなげに春からずーっと咲き続けています。 今度の日曜日、8月にも参加しましたが、紫雲寺記念公園の「ばらの管理体験」に行ってきます…

利休道歌 69

うす板は床かまちより十七目 または十八十九目におけ 薄板は床にかざる花入の下に敷く板のことです。 床の奥から十七・十八・十九目に置く、あいまいになっているのは、 床の大小や花や花入によって変わってくるからでしょう。 花が一番よく見える場所に置け…

苦手なもの

蝶々 漬物 プリプリの海老 羊の肉 パズル 高い所 女性を蔑視する男性

新潟にはないもの ~~横浜赤レンガ倉庫 2~~

とってもラヴリーなディスプレイでしょ。 造花だけれど ばらがふんだんに使われていて☆ かわいい雑貨やアクセサリーがたくさんあって、ゆっくり見たかったのですが 次男が「恥ずかしいからヤメテ。そんなのお母さんには似合わない。」 の一言で写真だけ撮っ…

利休道歌 68

帛紗をば竪は九寸よこ巾は 八寸八分曲尺にせよ この帛紗の寸法は、利休の奥様の宗恩が定めたと言われています。 利休時代までの帛紗は今の古帛紗のようなもので、和巾(わきん)と言っていました。 昔の帛紗ということで「古帛紗」というわけです。 利休が秀…

イマドキの大学受験

一言メッセージにも書きましたが、次男が一番行きたがっていた大学に合格しました。 今私立は、この時期 推薦でほとんど決めてしまうのですね。 少子化で人材を早めに集めておこう…なんでしょうか。 東大・京大レベルの一流校は別ですが、こんなに簡単に入れ…

利休道歌 67

茶巾をば長み布はば一尺に 横は五寸のかね尺としれ 普通の小茶巾の寸法のことです。 長さ一尺(約30cm)で横幅が五寸(約15cm)の麻の布です。 長さ、横幅とも一尺の大茶巾もあります。 「かね尺としれ」というのは、 寸法をはかるのに曲尺(かねし…

『JAGUAR』 がわたしを呼んだのねぇ ~~横浜赤レンガ倉庫~~

13日の日曜日は次男の試験が昼過ぎに終わった。 JR横浜線に乗り、町田で小田急に乗り換えて新宿に行き、デパ地下めぐりをする予定だった。 しかし乗った電車が桜木町行!。 そうだ!横浜へ行こう!!! JR東日本乗り放題の土日切符だし。 次男に相談す…

利休道歌 66

二畳台三畳台の水指は まづ九つ目に置くが法なり 二畳台・三畳台とは二畳台目・三畳台目のことです。 台目とは一畳の畳の長さを、台子の幅の寸法だけ切り縮めた畳のことです。 二畳台目と申しますと、丸畳が二畳あって他に台目畳がある、ということです。 台…

再び『卯花がき』にあえました!

土・日と次男の受験に便乗して東京に行ってきました。 オープンしたばかりの三井記念美術館に 開館記念特別展Ⅰ 「美の伝統 三井家伝世の名宝」を見てきました。 重要文化財の「三井本館」の中に三井家の名宝が収まっています。 今年5月に愛知県陶磁資料館で…

利休道歌 65

蓋置に三つ足あらば一つ足 まへにつかふと心得ておけ 蓋置には、三つ人形・三つ葉・五徳・三つ鳥居のように三本足のものがあります。 この歌は三つ人形の場合と考えたほうがいいかと思います。 三つ人形は3人の童子が手をつないで輪になっています。 そのう…

うちの白ばら PART 2

わたしのばら達は、まだ蕾のついているのもいくつかあるのですが この寒さでもう咲かないかな・・・。 写真を整理していたら、まだブログにアップしていなかったのがありました。 『White Parfum』 です。 以前に特集?した後に撮ったものです。h…

どきっ!

昨晩は「夜のお仕事」もなく、2-lowさまおすすめの『海辺のカフカ』なぞ読んでいた。 すると、遠くにいる長男から電話があった。特に用はないらしい。 「ちゃんと晩御飯食べた?」 「まだだよ。これから作ってくれる。」 どきっ! 「作ってくれる?」 「うん…