利休道歌 43

はこびだて水指おくは横畳 二つ割りにてまんなかに置け

この道歌も位置の決定の重要性を説いています。

風炉の場合は、風炉を据え畳の横幅を二つに割った半分のまた半分に

に水指を置きます。すなわち、畳の幅の四分の一のところに置くわけです。

本勝手の炉の場合は横畳のちょうど真ん中に置きます。

運び点前のときは、炉縁から8寸(約24cm)畳の目16・17目に

水指の前面がくるように、横畳の真ん中に置きます。

置く時にいちいち畳の目を数えていては大変です。

前もってその位置を確かめておきます。

わたしの右手の親指と中指を広げた時の長さが畳12目になりますので

いつもそれで計って見当をつけています。

お茶をなさっている方は、みなさんされていますよね?