宗恵の本棚

『茶の湯事件簿』

火坂雅志 著 淡交社 刊 以前、kaikaiseiさまのブログで取り上げられて気になった本です。火坂雅志さんは新潟のご出身。年齢も相方くんと同じなのでちょっとびっくり・・・。来年の大河ドラマ「天地人」の原作者として有名ですね。火坂さんにはその他に数冊、…

『茶碗百選』 大河内風船子

『茶碗百選』 大河内風船子 平凡社 1984年 アマゾンから先ほど届きました。抹茶茶碗を茶道陶芸史の観点から解説してあります。 (一)会所と茶碗 室町時代Ⅰ (二)四畳半茶室と茶碗 室町時代Ⅱ (三)小間の茶室と茶碗 桃山時代 (四)大名・宮廷の茶室と…

「もし、あの人との人生を選んでいたら・・・・・・」

『水曜の朝、午前三時』 蓮見圭一 新潮文庫 とても洒落た文章でいつも楽しませてくださる方のブログに、チラッと出てきたので気になって読んだ本。表題はわたしが求めた文庫の帯裏に書かれていた文句(画像の本では表ですね)。表の帯には 「こんな恋愛小説…

一客一亭:『茶の湯のことば』

昨年11月宗旦350年忌に参加いたしました。その参加者に今年3月、宗旦忌の様子や宗旦居士の足あとを纏められた『玄伯宗旦居士の遺芳』が送られてきました。それだけで大変ありがたく喜んでおりましたら、今回は『茶の湯のことば』を送っていただきまし…

源氏物語の京都案内

源氏物語の京都案内 (文春文庫) 今年で『源氏物語』が書かれて千年。『源氏物語』の現代語訳は何冊か出ていますが、この本はちょっと変わった視点での京都案内。54帖にゆかりの場所とそれにちなんだお菓子が紹介されています。そして個人蔵の五十四帖茶碗…

例の本

例の『ドラマで泣いて、人生充実するのか、おまえ。』(「深呼吸する言葉/著・きつかわゆきお/出版社・バジリコ」)が届きました。いくつか気に入った言葉があったので紹介しましょう。 負けたフリして諦めない。 逃げたフリして攻めあげる。 生きていくには…

読んでみようかな・・・

昨日の新聞広告で気になった一冊。最近、実生活の方がドラマよりドラマチックでは・・・と思うようになって、結構このフレーズ気に入りました。

重色目(かさねいろめ)

『平安の配彩美 春夏秋冬 かさねいろ』 長崎巌監修 ピエ・ブックス発行 真っ赤な紅葉に秋を感じ、純白の雪をもって冬を象徴させる日本人は、古来より四季の移り変わりを、身の回りの色彩の変化に感じ取ってきました。その例を具体的に上げるまでもなく、日本…

『えびな書店古書目録』

画像は『えびな書店古書目録』。美術・工芸の古書が多く茶道関係でお世話になっております。白洲正子さんのエッセイにも登場する古書店。カラーが32ページもあり、見ているだけでも楽しいです。今回は鏑木清方・小杉方庵・奥村土牛の書簡や中川一政・松永…

さぁ・・・読むぞ!!!

『暗黒館の殺人』 綾辻行人著 講談社文庫 この「館シリーズ」は全部読んでいますので、本屋さんで見かけて・・・買ってしまいました。 画像ではわかりませんが一冊が2cm以上あります。 読み終わるのはいつかな・・・。 日曜日の『情熱大陸』にブックデザ…

イタリア幻想曲 貴賓室の怪人Ⅱ

久しぶりにミステリーが読みたくなった。 内田康夫の作品を読むのは1年ぶりくらいだろうか。 よくTVドラマにもなった浅見光彦シリーズ。 水谷豊・榎木孝明・辰巳琢郎・沢村一樹・中村俊介が演じている。 まぁ、わたしは誰が好きとかはありません。 が、強…

ドラちゃん:『ル・アイマント』

今月号の『なごみ』の特集は「茶の湯釜の魅力」 20日に大徳寺で行われる「宗旦350年忌記念茶会」に参会させていただくので そのときに大西清右衛門美術館を訪れようと思います。 毎回楽しみな「椿わびすけ日記」今月は「ベッピンサン」という名前を飼い…

紅の大和撫子、巴里に咲く:『粉粧楼』

長岡の越後丘陵公園のばら園はもう見ごろを迎えているそうな・・・。 ですが我が家のばらは・・・。 『粉粧楼』らしい『粉粧楼』の画像です。 さて、タイトルは今月号『なごみ』の「椿わびすけ日記」のもの。 7月5日の裏千家三大忌のひとつ精中・圓能・無…

行きたいなぁ~!

今朝、新聞と一緒に届きました。 17日付朝日新聞で地元販売所で購入できると書いてありましたので、 お願いしておいたのです。 カラーページ満載の読み応え・見応えたっぷりの一冊です。 松岡譲さんのことをあれこれ調べていたら譲さんの次女末利子さん(…

目の毒

コメントに『美しいキモノ』を是非みてください とあったので、本屋さんに行った時「つい」買ってしまいました・・・。 どのページもうっとりするようなお着物ばかり。 当たり前だけど着付けもきっちり・・・。 わたしにとって着物は「作業着」。 お茶会の裏…

好き、だからこそ

『好き、だからこそ』 小手鞠るい 新潮社刊 先日ご紹介したNHK BS2の番組「週刊ブックレビュー」で取り上げられていた本の一冊。 気になったので読んでみました。 主人公、風子(ふうこ)の19歳から20年間の揺れ動く心を繊細に描いた恋愛小説です。 …

『なごみ 9月号』

一ヶ月経つのは早い・・・。 今晩は新発田祭り「帰り台輪」。 諏訪神社に奉納されていた「台輪」が各町内に帰る。 その際、先を争って喧嘩になるから「喧嘩台輪」とも呼ばれた。 今では「お達し」があって大人しくなり、ちょっと残念。 相方くんも早く帰って…

美智子さまの薔薇園

剪定のはさみの跡のくきやかに 薔薇(そうび)ひともといのち満ち来ぬ 書こう書こうと思ってなかなか書けませんでした。 大変遅くなりましたが、『婦人画報』9月号の特集は「薔薇というロマンス」 冒頭の歌は、皇后美智子さまが詠まれたもの。 皇太子妃殿下…

あす朝8時ですよ~!

jijiさまからメールをいただきました。 以前にご紹介いたしました恩師と五木寛之氏の対談集『弱き者の生き方』が NHK BS-2「週刊ブックレビュー」の特集で紹介されるとのこと。 ゲストに五木寛之氏が出演されます。 詳しくはこちら http://www.nhk.or.jp/boo…

ついに♪

ふふふ・・・。 ついに手に入れました♪ 手抜きブログですねぇ。 明日まで更新しますが、日曜からしばらく夏休みにさせていただきますね。 一応、これでも長男の嫁ですので(~_~。

『バッテリー』

昨晩NHK「クローズアップ現代」で取り上げられていた『バッテリー』。 わたしは読んではいませんが、20代から40代の女性の間で話題になっているそうです。 もともとは児童書なんだそうだ。 「本気になりたい」がキイワード。 作者自身3人の子育てを終え…

『なごみ』8月号

土曜日『淡交』『なごみ』『淡交テキスト』の8月号が届きました。もう一ヶ月がたつのですね・・・。 まずは『なごみ』。わびすけさまの「椿わびすけ日記」を拝読。 今回はある茶会でお声をかけてくださった方から 以前にお母さまを看取られたお友達のために…

新たなる挑戦:『敦煌物語』

今、松岡譲の『敦煌物語』を読んでいます。 ある目的の為なんですが、来春には明らかにできるかな? シルクロードに思いを馳せる毎日です。 新版『敦煌物語』 松岡譲 2003年4月9日 平凡社刊 『敦煌物語』は昭和18年に日下部書店から発行され、大幅加…

66分の3:『グリーン・アイス』

グリーン・アイス min 1971年 アメリカ Ralph S. Moore作出 去年の秋、越後丘陵公園で求めたミニばら。 初代は日本橋三越本店のチェルシーガーデンから大事に抱えてきたにもかかわらず枯れてしまい、リベンジで求めたのですが・・・。 やっと咲いたけど…

『弱き者の生き方 日本人再生の希望を掘る』

京都にいる妹が電話で 「京都で大塚先生と作家の五木寛之さんとの対談がある。」 と知らせてくれた。 大塚先生とは、わたしの大学時代の恩師・大塚初重先生のことである。 時々、お電話やお便りでわたしが「元気をいただいている」先生である。 この対談、東…

椿わびすけ日記

昨日、淡交社から雑誌が届きました。 今回、最も楽しみにしていたのは『なごみ』。 今月号からわびすけさまの連載が始まったからです。 わびすけさまは 京都市在住。茶道を根源に日本文化をカメラとエッセイによって内外に発信しているインターネット作家。…

王子様たちの京都案内 『京のプリンス』

巷では「ハンカチ王子」「はにかみ王子」と王子ブームですが この本は正真正銘の王子様たちが紹介する、一味違った京都が楽しめます。 元々は、関西テレビで放映された「京のプリンス」 長い長い歴史の中、華道・茶道などの文化、能・狂言などの伝統芸能、ま…

美容室にて

今日は午前中、新潟ふるさと村のとき青年部地域交流委員会主催お花見呈茶へ。 ただ今、某美容室にてデジタルパーマ中♪ 綺麗になって京都に行きま~す☆

申し訳ないけれど・・・

『ミクシィ[mixi]で何ができるのか?』山崎秀夫 青春新書 を読んで自分なりに考えました。 お茶関係の行事以外はほとんど24時間、家にこもっているわたしには 大変刺激になって、思いもよらない方とお友達になれたり 教えていただく事も多々あり、紹介して…

新編 人はなぜ薔薇を愛するのか

この本は映画監督・熊井啓さんの奥さまで、 日本薔薇会主催のジャパン・ローズ・コンクール「香り部門」の審査員の一人、 熊井明子さんのエッセイ集です。 「一般にロザリオといえば、カトリック教徒が聖母マリアに捧げる祈りの際に用いる数珠。 普通、薔薇の…