2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

宗恵の『一日一禅』 32

春水満四澤(しゅんすい したくにみつ) 早く春がきて欲しくて、ひと足お先に選んでみました。 中国六朝時代(東晋・宋)の詩人、陶淵明の『四時の詩』と題する詩には 四季の代表的な風物が詠み込まれています。 春水四澤に満ち 夏雲奇峰多し (しゅんすいし…

ずっと気になっていたこと・・・

どうでもいいっちゃどうでもいいことなんですが… ずーっと気になっていたことがあります。 それはTBSで毎週月曜から金曜まで午後2時からやっていた「ジャスト」のことです。 秋ぐらいから「渡鬼」の再放送になってしまい、すごくがっかりでした。 視聴率…

宗恵の『一日一禅』 31

渓梅一朶香(けいばい いちだかぐわし) やはり2月は「梅」の季節。きょうも「梅」です。 谷間にある梅の木に咲き始めた花から良い香りが漂い、 春の訪れを告げている、という情景です。 ふと梅の香りに気がつき「あっ、春」と感じた瞬間ですね。 禅では山…

東京限定『キットカット エキゾチック TOKYO』

先日東京に行った帰り、関越自動車道高坂サービスエリアで求めた 東京限定 『KitKat EXOTIC TOKYO』 10個入り1050円也。 人気洋菓子店【ル パティシエ タカギ】のオーナーシェフ、高木康政プロデュースのキットカット。 最近では「き…

宗恵の「『一日一禅』 30

紅炉一点雪(こうろいってんのゆき) 武田信玄と上杉謙信の川中島の合戦は有名ですよね。 謙信は一挙に勝敗を決めようと、単騎、信玄の本陣をねらい 信玄が数人の部下とともに悠然と床几に腰掛けているところに 朝霧の中から突如として現れ、剣を大上段に振…

茶室の中の平等と貴人点

裏千家の小習事十六ヶ条(こならいごとじゅうろっかじょう)に 貴人点(きにんだて)というお点前があります。 これは高貴な方にお茶を差し上げる場合の点前作法です。 このお点前について「茶室の中では平等」という利休の教えに反するのでは、 と疑問を持…

宗恵の『一日一禅』 29

春在一枝中(はるはいっしのうちにあり) 春の気配はまだ感じられないけれど、庭先に咲いた梅一輪の中に 春はすでに満ち溢れている、という感動をあらわしている句です。 雪国に住んでみて、藤原家隆の 花をのみ 待つらん人に山里の 雪間の草の 春を見せばや…

「日本が忘れてしまったものがここにはある」

スリランカにいる長男から絵葉書が届いた。 細かな字でなにやら文学的な文章がつらつらと書かれている…。 海外に目を向けるのもいいけど、日本国内にもたくさん問題があるんだよ、と言いたくなる。 でも国内にいては見えないものも、外に出ることによって見…

日本三大銘菓 3 「山川」

「越の雪」「長生殿」そして三つ目が松江・風流堂の 「山川」 です。 大名茶人で名高い 松江藩主松平不昧公が江戸大崎の下屋敷で茶事を催した際 品川宿の伊勢屋越後大掾に命じ ちるは浮き散らぬは沈む紅葉ばの影は高尾の山川の水 の歌の心を菓子に作らせたも…

宗恵の『一日一禅』 28

忘路(みちをわする) 中国唐代の僧 寒山の詩集『寒山詩』の一節に 「十年帰ることを得ざれば、来時の路を忘却す」という句があります。 これは寒山が俗世間を離れて山中に閑居している様子を詠んだ詩で あまりにも長い間山中にいたため、来た道を忘れてしま…

植物画の美術館 『バラの画家 ルドゥテ』

『バラの画家 ルドゥテ』 シャルル・レジェ著 高橋達明訳 2005年7月 八坂書房刊 「花束のような本である。」と『なごみ』11月号に紹介されていた本です。 お茶の雑誌に何故?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。 「美を読む」というシリーズで美術…

決めました!

4日土曜日、初めて車で東京に行きました。 この日のためにETCも付けて!いやー、便利ですね!! 新潟市内まで猛吹雪。前の車どころか道路も見えず…。どうしよう…。 新潟市内から長岡までは良い天気でルンルン♪ ところがまた、小千谷附近からまわりの雪の…

宗恵の『一日一禅』 27

栴檀葉葉香風起(せんだんようようこうふうおこる) 栴檀の木から放たれる芳香が風邪に乗って当たり一面に漂い まわりのあらゆるものを優しく包み、移り香を残していく様子を表しています。 修行も師匠から発せられる「芳香」を嗅ぎ分けて、常にそれに接する…

「鬼は外」

これは以前にもご紹介した『壽堂』さんの期日限定!の主菓子です。 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/6946858.html 昨日、次男が学校帰りに「ひとつだけ」自分用に買ってきました。 「写真撮らせて!」 「いいけど、早くして!」 近くにあった浜田純理さ…

宗恵の『一日一禅』 26

福笑門自来(ふくはわらうかどにおのずからきたる) この句、本当は禅語や経典には見られないのです。 「笑う門には福来る」を応用して作られたものなんでしょうね。 今日は節分。立春・立夏・立秋・立冬それぞれに節分があるわけですが 現代では立春の前の…

税金がかかるんだ・・・

以前の記事で長男がスリランカへ行き、熱をだしてホストファミリーにご迷惑をおかけしたので 「何か送って」と電話がきたとお話しました。http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/23782236.html その後小包を送っても音沙汰はないし、スリランカのあとはネパー…

日本三大銘菓 2 「長生殿」

この「長生殿」は金沢の森八の落雁です。 栞によりますと、加賀藩前田家3代藩主利常卿の創意により 唐墨の形にまなび、小堀遠州卿が長生殿と名付けたそうです。 家伝の精粉と四国特産の和三盆糖を使用しています。 画像は一番小さいサイズの「長生殿」です…

宗恵の『一日一禅』 25

梅花和雪香(ばいか ゆきにわしてかぐわし) 雪がまだ残る中に、梅の花がほのかな香りを漂わせながら咲いている光景。 厳しい冬から、暖かい春へと季節の移ろいを感じさせる句です。 梅は古代に薬用として中国から将来されたもので 奈良時代頃から春の到来を…

日本三大銘菓 1 『越の雪』

写真を整理していたら出てきました。 そういえば「日本三大銘菓」をアップしますね、なんて書いた記憶が……。 これは「秋のばら園で野点!」の時のお干菓子としてお出ししたものです。 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/15594163.html なんと言っても地元…

きょうは夫の誕生日☆

きょうは夫の誕生日! わぁ~大台に乗ったよん(わたしはまだだよー)。 ということで 「ケーキ何にしようか?」 「いらない」 「えっ!!!!!!!!」 せっかく楽しみにしていたのにぃ~~~。 お昼に帰ってくるという。次男も期末試験で午前で終わり。 …

宗恵の『一日一禅』 24

梅花莟有香(ばいかつぼみかおりあり) ふくらみ始めた梅の蕾が良い香りを漂わせ始め、まわりの草木や生物を目覚めさせるかのようです。 わたしたちの心も春のウキウキした気持ちになります。 雪に閉ざされた厳しい冬を乗り越えて、その芳香にめぐり会えた喜…