うす板は床かまちより十七目 または十八十九目におけ
薄板は床にかざる花入の下に敷く板のことです。
床の奥から十七・十八・十九目に置く、あいまいになっているのは、
床の大小や花や花入によって変わってくるからでしょう。
花が一番よく見える場所に置けば良いのです。
薄板の種類は以下のとおりです。
矢筈板(やはずいた) 真の花入をのせます。古銅・
青磁・染付など。
蛤端(はまぐりば) 行の花入をのせます。
釉薬のかかった瀬戸などの国焼。
木地の蛤端 草の花入をのせます。
備前・
信楽・伊賀・
丹波など無釉のもの。
丸香台 利休好。楽焼や竹の花入れをのせます。
なお、板床には直に花入を置きます。