中国明代の末期に
儒教・仏教・
道教を学んだ洪自誠(こうじせい)が
自らの体験をもとに様々な人生哲理を記した『
菜根譚(さいこんたん)』で
世俗を離れて閑居する楽しみを論じています。その中の一節に
「花は半開を看、酒は微酔を飲む。此の中、大いに佳趣有り。」
花は五分咲き、酒はほろ酔い加減を楽しむのがよい。この中に素晴らしい趣があるではないか。
ということが、書かれています。
常に満ち足りることを求めるところに欲が起こり、苦悩が生まれることを悟ったからこそ
発せられる言葉、だそうです。
ばらも開き始めが美しいです…。