2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

宗恵の『一日一禅』 50

山深雪未消(やまふかくしてゆきいまだきえず) わたしが住んでいる市は飯豊山から合併により日本海までの広い範囲にあります。 家の周りはすっかり雪も融け、今日は春の陽射しが気持ちいいです。 しかし目を山に向けるとまだ多くの雪に覆われています。 こ…

「月白ぐい呑」

「月白ぐい呑」 色合いがとても素敵なぐい呑です。 木村展之 造 昭和40年 京都五条坂に生まれる。 平成4年 滋賀県志賀町に築窯。楊梅陶窯。

絵羽織

4日土曜日は次男の卒業式でした。 朝方降った雪でうっすらと雪化粧。 わたしの母は卒業式にいつも絵羽織を着ていました。 わたしもたぶん出席するのは最後になるであろう卒業式ですので、絵羽織を着ました。 お恥ずかしいですが、最後の記念に……。 今の時代…

宗恵の『一日一禅』 49

風従花裏過来香(かぜはかりよりすぎきたりてかぐわし) 「水は竹辺より流れ出で冷ややかに、風は花裏より過ぎし来りて香し」から採られた句です。 竹林から流れ出す水は特に冷たく、花々をとおして渡ってくる風の香りは一段と芳しいという意味ですが この句…

我が家のお雛さま Part2

お雛さま茶碗 榧陶房 駒形悦子 造 新潟県魚沼市(旧小出町)在住の陶芸家です。ばらの絵の作品も多く造られています。 ばらのカップとどちらにしようか迷いましたが、こっちにしました! この並び方は関東式ですね。 お菓子は寿堂製。銘は「西王母」といたし…

宗恵の『一日一禅』 48

桃花紅李花白(とうかはくれないにしてりかはしろし) 今日は桃の節句ですので、今日も「桃」。 桃の花は紅で、すもも(李)の花は白い、というごくあたりまえの自然の情景です。 わたしたちの目に映る森羅万象は多種多様でその現れ方はいろいろですが みな…

これ着てどこへ行こうかな~

新潟伊勢丹より「エトロ」の春夏コレクションのカタログが届きました。 一番気に入ったのがこれです。 でもねぇ、これを着ていくようなパーティーなんて招待されませんからっ!

我が家のお雛さま

我が家には女の子がいません。 あっ「わたし」はいましたが…? なのでお雛さまはありません。 ということで昨日、和菓子好きの次男がいつもの「寿堂」より求めてきました。 中は求肥で男雛は抹茶餡、女雛は桜餡でした。 この並び方、陰陽五行の原則から向か…

宗恵の『一日一禅』 47

桃花千年春(とうかせんねんのはる) 「桃花千歳春」と書かれる時もありますがどちらも 桃の花の鮮やかな色が千年もの間変わらずに、春を美しく彩っている様子を描いています。 昔、崑崙山(こんろんざん)に住んでいたと伝えられる仙女・西王母(せいおうぼ…

白洲正子さん

わたしの気になる女性の一人に「白洲正子」さんがいます。 先月4回にわたってNHK教育テレビ『私のこだわり人物伝 白洲正子』が放送されていました。 わたしはTV放映は見ていませんがテキストを読みました。 「白洲正子さんのようになりたい!」と思っ…

『茶飯釜の楽しみ』を読む 2

茶飯釜は大変に侘びたものなので、炉開きとか初点の時は避けた方がよろしいようです。 席中でご飯を炊くので、ご飯の量から人数は5・6人まで。 1月末から3月上旬まで、寒い時がご馳走です。 床に軸・香合をかざっておきます。 お軸は堅苦しい禅語よりも…

宗恵の『一日一禅』 46

桃花微笑春(とうかみしょうのはる) 3月3日の雛祭りは桃の節句です。 桃の花の可憐で優しい雰囲気が表れている句だと思いませんか? きょうから3月。3月って聞くとほんとに春だなぁ~と思います。 そして何故かウキウキして自然と微笑みが浮かんできま…