宗恵の『一日一禅』 55

芳草野花一様春(ほうそうやかいちようのはる)


芳しい緑の草が野に山に生え、花が咲き誇って天地一杯の春が訪れた、という感動を表しています。

こちらでは春の陽気が続いたのに昨日から一転、冬に逆戻り。

禅語だけでも春爛漫の雰囲気を!ということで選んでみました。

冬から春への移り変わりを表す禅語は、

禅の修行をしている「冬」から悟りの境地の「春」にたとえられるわけですが、

凡人のわたしにとって、暗い鬱々とした「冬」を耐えた自分自身のご褒美のように思っています。

禅語ひとつで心ウキウキとなるわたしは、ずいぶん安上がり?