2005-09-15 利休道歌 21 利休道歌 #短歌 口ひろき茶入の茶をば汲むといふ 狭き口をばすくふとぞいふ 「口ひろき茶入」とは大海や鮟鱇のことです。 その他のほとんどの茶入は「狭き口」ですね。 「汲む」というのは水を汲むイメージです。 「すくう」より「汲む」のほうが力がいる感じです。 お点前で、大海からお茶を「汲む」時は動作を重々しくすると良いのかな。 それにしてもわざわざこの歌を利休道歌に入れたということは もっと深い禅的な意味があるのかもしれません。 茶入の口から何を汲み、何をすくわんとしたか・・・。 それが問題だ・・・。