宗恵の本棚

地霊のたたり?:『京都炭屋 おもてなしはお茶の心で』

昨年9月末に裏千家青年部全国大会が京都であり そのオプショナルツアーで行った「炭屋旅館」。 あちらでもこちらでも記事にしましたが そこの先代ご夫婦と現女将さんのお話の聞き書きの本を見つけました。 『京都炭屋 おもてなしはお茶の心で』 2006年…

一期一会:読売ぶっくれっと『時代の証言者 15 茶のこころ」

わたしの好きな言葉は 一期一会 です。 木曜日、最後の委員長会議に出席したおり (社)茶道裏千家淡交会総本部より青年部あてに 読売ぶっくれっと 『時代の証言者 15 茶のこころ』 千 玄室著 が数冊送られてきたので、一冊お借りしてきました。 裏千家・…

☆『ダ・ヴィンチ』1月号を読んでね☆

『ダ・ヴィンチ』1月号にchoriさんが出ていますよ! 「新進気鋭 Close up INTERVIEW」 「目で読んで面白い詩と、耳で聴いて楽しい詩は違う。 それぞれ一番ビビッドな形で残したい」 詩の世界に風穴を開けるアーティスト初の詩集。 丸々1ページに写真入で載…

★『おとこ友達との会話』

白洲正子さんの『おとこ友達との会話』新潮文庫 を読みました。 赤瀬川原平・前登志夫・仲畑貴志・青柳恵介・河合隼雄・養老孟司らの 「おとこ友達」との対談集です。 お話するだけで本になっちゃうなんてスゴイですね。 白洲さんは聞き上手なんです。 好奇…

詩集『chori 』

詩集『chori』が届きました。 わたしは小さい時から詩が好きです。 「chori」を応援していきたいと思います。

『すぐわかる 名品茶碗の見方』

『すぐわかる 名品茶碗の見方』 矢部良明 著 2004年6月1日発行 東京美術刊 とびきりの名碗80点の見どころを、形・高台・釉・文様などのポイントごとに解説してあります。 また、特徴・名の由来・歴史も簡潔・明解に書かれていて、すぐに役にたちます…

☆ちょっとウレシイ☆

今『丸山眞男―リベラリストの肖像』 苅部直 著 岩波新書 を読んでいます。 丸山眞男(1914~1996)政治学者。大阪生まれ。東大卒。東大教授。 ファシズム・ナショナリズム研究に新生面を開くなどの業績をあげた。 著書『日本政治思想史研究』『現代政治の思…

『五線譜の薔薇 ―音楽史を彩る女性たち―』

萩谷由喜子著 株式会社ショパン刊 2002年6月10日 朝日新聞の日曜版だったか、シューマンの妻クララのことが載っていました。 その参考文献にこの『五線譜の薔薇』があり「薔薇」に反応してしまった訳です。 著者は「女性作曲家の伝記は皆無」であり「…

植物画の美術館 『バラの画家 ルドゥテ』

『バラの画家 ルドゥテ』 シャルル・レジェ著 高橋達明訳 2005年7月 八坂書房刊 「花束のような本である。」と『なごみ』11月号に紹介されていた本です。 お茶の雑誌に何故?とお思いの方もいらっしゃるでしょう。 「美を読む」というシリーズで美術…

図録が届きました☆

『楽焼の祖・長次郎四百年記念 長次郎』 楽美術館 1988年 『洛中の発掘品と伝世の名品 桃山の茶陶』 根津美術館・大阪市立東洋陶磁美術館 1989年 『千利休居士四百年遠忌記念 茶の美 茶碗百撰展』 茶道資料館 1990年 古本屋さんに頼んでいた図録…

『中陰の花』

『中陰の花』 玄侑宗久 文春文庫 2005年 中陰とはこの世とあの世の中間 と表紙に書いてあります。 お寺の住職である主人公の則道とその妻圭子のお話です。 第125回芥川賞受賞作品です。 短い小説なのですが、心にしみて切なくなりました。 わたしも圭…

まんがで学ぶ「茶道」

「まんが 茶会入門」「まんが 茶会入門 正午の茶事 炉編」「まんが 茶会への招待」 監修 千宗之 作 小池一夫 画 やまさき拓味 淡交社刊 10年程前、スラリと背の高い福山雅治似の青年から 「茶道に興味があります」と「告白」!されました。 その時にお貸し…

『東京タワー』

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』 リリー・フランキー 著 2005年6月30日刊 扶桑社 正直に言うと、これを読むまでリリー・フランキーさんを存知あげませんでした。 本屋で『東京タワー』を見た時、思わず手に取りました。それは何故か…。 …

香りの世界 巻の四

『薔薇のパルファム』 蓬田勝之 著 2005年4月28日刊 株式会社求龍堂 世界で初めて薔薇の香りを6タイプに分類した香料分析のエキスパート。 今年3月 資生堂を退社され現在は「パヒューマリー・ケミスト」としてご活躍されています。 資生堂の「ばら…

香りの世界 巻の三

太陽スペシャル『香りの世界』1987年4月23日発行 株式会社平凡社 11月23日に行われた講習会の講師の方が執筆・編集に携わった本です。 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/18152650.html http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/18266656.html 香…

『海辺のカフカ』

『海辺のカフカ』 村上春樹 著 新潮文庫 上・下 コメントをくださる中でもお若い2-lowさまご推薦の小説を昨晩読み終えました。 感想は? 不思議な感じです。まだ続きがあるのでは、という物足りなさもあります。 文庫でかなり厚い2冊の長編でしたが、長いと…

一年365日のばら

『わたしだけの愛のバラ』 鈴木せつ子 集英社be文庫 2005年3月23日発行 nomiさまよりご紹介いただいた本です。 誕生花に興味があって、そのことを少し記事にしたら、 nomiさまからコメントをいただきました。 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/…

『茶の裂地入門』 『茶の裂地名鑑』

『茶の裂地入門』平成8年9月 『茶の裂地名鑑』平成13年7月 共に淡交社編集局編 わたしは裂地(きれじ)が好きです。 毎年の勅題や干支の古袱紗がカタログに載ると、今度はどのような文様かしら とワクワクしながら見ています。 茶道では裂地は古袱紗の…

わぁ~感激!

7月16日に「宗恵の本棚」でご紹介した『晴れたらバラ日和』 http://blogs.yahoo.co.jp/soukei0322/7023934.html の著者松本路子さんよりコメントをいただきました。 ブログをやっていると、こんないいことがあるのですねぇ。 松本さんはマンションのルー…

『きものと裂(きれ)のことば案内』

長崎巌著 小学館刊 2005年4月 「腰巻」は正装、男の子も「振袖」を着た・・・。 東京国立博物館で20年間、染織の優品に接してきた著者が きものに関する言葉を通して、日本人が風土に合わせてどのように衣服を工夫し 楽しんできたかを紹介しています…

『BISES』

わたしの本棚も近頃では「ばら」関係の本が増える兆しです。 奇数月に発売されるBenesseから出版されている園芸関係の雑誌です。 今まで見向きもしなかったのに、「ばら」の特集号なのでつい購入してしまいました。 『ビズ』って聞いたことあるなぁ、…

『晴れたらバラ日和』

写真・文・花つくり 松本路子 平成17年5月5日発行 淡交社刊 先日お話したピエール・ド・ロンサールの詩は この本でみつけました。 ルーフ・バルコニーで60鉢のバラを育てている写真家の松本路子さんが バラを巡る記憶や交遊録、日々を綴ったエッセイ集…

本がたくさん届きました!

クロネコヤマトのブックサービスで夫が頼んだ本が届きました。 代金引き換えなので、大金が飛んでいってしまいましたよ~。 サラリーマン(今どきの言葉だとリーマンと言うそうな)にも 必要経費認めてくださいよ!仕事で使うんだから!切実な願いです。 左…

「千利休 ―その生涯と芸術的業績―」

桑田忠親著(中公新書610)中央公論社 1981.4刊 千利休について書かれた本はたくさんありますが、 この本は利休の書簡研究の第一人者、桑田先生が書かれたものです。 ですから一番、利休の本質に迫っているのではないでしょうか。 利休の偉大さは、…

『時雨の記』

わたしが属している青年部では隔月に機関誌を発行しています。 そこに今年からわたしのお勧めの本を紹介していますので ブログでも紹介しますね。 『時雨の記』 中里恒子著 1977年 文藝春秋社刊 大変美しい小説です。神奈川の大磯の山沿いに住まう40代…

きょう届いた雑誌3冊

毎月『淡交』『なごみ』『淡交テキスト』の3冊が送られてきます。 以前は本屋さんに頼んでいたのですが、昨年淡交社の方がみえて年間購読にしました。 『淡交』は裏千家の機関誌。 お家元の巻頭言から始まり、宗家や各地で行われる行事をカラーで紹介し、お…