『晴れたらバラ日和』

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写真・文・花つくり 松本路子  平成17年5月5日発行  淡交社

先日お話したピエール・ド・ロンサールの詩は
この本でみつけました。

ルーフ・バルコニーで60鉢のバラを育てている写真家の松本路子さんが
バラを巡る記憶や交遊録、日々を綴ったエッセイ集です。

中でも第二章<バラの名前>はバラの名前と数々のエピソードが綴られ
大変興味深く読みました。

もちろん写真家ですから、バラの写真もきれいです。

「終章 記憶」に亡くなられた二十年連れ添ったパートナーのことが書かれていました。
著者と同年同月同日生まれだったそうです。

実はわたしにも学生時代、同年同月同日生まれの同級生の男の子がいました。
別に恋人ではなく、同じ学問を志すお友達として、縄文中期の住居址を掘ったり
古本屋巡りをしたり楽しかったことが思い出されます。
卒業と同時に行方不明になっています。どこで何をしているのやら。
ずっと忘れていたお友達のことを思い出させてくれた一冊でもあります。


出版社がなんと我が「淡交社」なんです!もちろん淡交社に注文しました。
いっしょに頼んだ本は『茶席の香』『淡交別冊 茶入』です。
陰陽五行の次は「香」かな。

それにしても陰陽五行は次から次に出てきて終わりそうにありません。
困ったな・・・。