宗恵の『一日一禅』 47

桃花千年春(とうかせんねんのはる)


「桃花千歳春」と書かれる時もありますがどちらも

桃の花の鮮やかな色が千年もの間変わらずに、春を美しく彩っている様子を描いています。

昔、崑崙山(こんろんざん)に住んでいたと伝えられる仙女・西王母(せいおうぼ)が

持っていた桃の美は三千年の長寿をもたらす延命の妙薬だったそうです。

その桃を少しおすそわけしていただいて、あと50年生きることにいたしましょうか…。