宗恵の『一日一禅』 49

風従花裏過来香(かぜはかりよりすぎきたりてかぐわし)


「水は竹辺より流れ出で冷ややかに、風は花裏より過ぎし来りて香し」から採られた句です。

竹林から流れ出す水は特に冷たく、花々をとおして渡ってくる風の香りは一段と芳しいという意味ですが

この句の本当の意味は

多くの人々から賞賛を受ける人は、様々な経験や苦労を経てきている、ということを見逃してはならない

ということだそうです。

ついつい楽な方に簡単な方にと考えてしまうわたしですが、結局はそれが自分の評価に繋がる訳ですから

何事にもじっくり納得のいく仕事をしたいと思います。