数にまつわるお茶の話 「一」

きょうから「数にまつわるお茶の話」と題しまして、
「一」から「十二」までの数にちなんだお話をいたします。

「一期一会」

やはり「一」で始まる言葉といえば「一期一会」ですよね。

一生のうちに、その人と会えるのは一度限りであること。
茶道では、客との出会いは一度限りのものであると考え
心をこめてもてなすように、という心得とでもいいましょうか。

山上宗二・伊井宗観が良く使った言葉です。

山上宗二(やまのうえ そうじ)1544~1590
 茶匠。利休の弟子。
 『山上宗二記』を編述。利休批判をしているところに価値があるそうです。
 利休と同じく、秀吉の意に逆らって殺されたらしいです。

伊井宗観(いいそうかん) 1815~1860  
 近江彦根藩主。みなさんご存知「桜田門外の変」の大老 井伊直弼です。
 若い頃から石州流を嗜んでいました。お茶の本もたくさん書いています。

お2人とも46歳おとか45歳で亡くなったのですねぇ。
その業績からみて、もっとお年の方だと思っていました。

「今日」という日は今日しかありません。
一日を大切に過ごしましょう!