2007-01-29 「そ」・・・宗旦狐(そうたんきつね) 茶の湯 あいうえお #その他趣味 茶の湯伝説。深田正韻著『喫茶余禄』に記載されています。 京都相国寺の境内に年老いた狐が棲んでいて 夜寒の頃、千宗旦※に化けて近辺の茶人を訪れ 茶を喫しお菓子を食べて帰ることがしばしばあり いつしか誰もがそれを老狐と知りつつ風流を楽しむようになり 宗旦狐と呼ばれるようになりました。 相国寺の境内にある「宗旦稲荷」はそれを祀ったものだそうです。 それだけ当時、宗旦は有名だったのですね。 ※千宗旦(1578~1658) 千家第3世。利休の孫。 宗旦の子供から今の三千家に分かれました。