宗恵の『一日一禅』 190

清淡(せいたん)


人間的に清らかで淡白で物事に執着しないで

あらゆる面でさっぱりしていることを表現する場合に用いられる言葉だそうです。

人との交際も、深く交わることなく淡々としたほうが

長く友情を保つことができると『荘子』に書かれています。

君子の交わりは淡(きよ)きこと水の若(ごと)く
小人の交わりは甘きこと醴(れい)の若し。
君子は淡くして以て親しみ、小人は甘くして以て絶つ。
(君子の交わりは水のように淡々としているが、小人の交わりは甘酒のようだ。
君子は淡々としているためにいつまでも親しみ続けるが、小人は甘いためにすぐ途絶えてしまう。)

ここから裏千家の「淡交会」という名前がつけられたことは

皆さまよくご存知ですよね。

今までの人生を振り返って(振り返るような人生でもありませんが)

ずーっと長く交際が続いている方とは本当に年に数回

お電話やメールでお話するくらいですが

会うと何時間でもお話できて、心休まるかたですね。

しかし考えてみたら、深く付き合うということを今までしたことがないかもしれません。

男女問わず…。お相手が男性なら恋愛になるのでしょうが…。

大恋愛というものをしたことがないし…。

皆さま、淡々とブログでお付き合い願いますね☆