宗恵の『一日一禅』 120

虚心(きょしん)


「虚心坦懐(きょしんたんかい)」
     わだかまりがなく、さっぱりしていること・さま (『日本語大辞典』講談社

の四文字熟語でよく見られます。

「虚心」とは心に先入観やわだかまりがなく、すなおであること・さま

ということです。この言葉は仏教経典や禅語録・儒教経典・老荘思想の文献に広く見られるそうです。

「無心」とほとんど同じ意味だと思いますが、それ以上に「力」の抜けた感じでしょうか。

まだまだ新しいことに挑戦したいと思っているわたしですが

「虚心」の状態で物事を受け入れることができなくなっています。

歳をとるということは、そういうことなのかなぁ、と思いました。