昨日の「行きては到る水の窮まるところ」と対句になる言葉です。
川の源まで来てしまい、そこに坐ってただ湧き上がる雲を眺めているという
自然の中の何も束縛されるものがない状態を、あらわしているのではないでしょうか。
この詩は「偶然林叟(りんそう)にあい、談笑して還期無し」
足の向くまま山を歩いていると、たまたま山林で暮らす老人と出会い
話し込んでしまい帰るのを忘れてしまった、と続きます。
実際にはこのような生活はできないけれども
見知らぬ土地にぶらりと旅して、土地のお年寄りと世間話でもしましょうか…。