数にまつわるお茶の話 12

利休好十二器


大棗・中棗・小棗・一服入棗・尻張棗・茶桶・大雪吹・雪吹・面中次・白粉解・薬器・頭切



玄々斎十二本入茶杓


裏千家第11代玄々斎作の茶杓で、各櫂先の裏面に銘が墨書されています。

若菜・雲雀・桜狩・短夜・早苗・夏神楽・願糸・駒迎・立田姫・玄猪・雪友・芦矢


圓能斎好十二ヶ月棗


裏千家第13代圓能斎の筆で溜中棗の甲に月の異名を書き、蓋裏にその月にちなんだ蒔絵があります。

睦月…海老  如月…梅月  弥生…網桜  卯月…郭公(ほととぎす)

皐月…芦蛍  林鐘(りんしょう)…榊幣(さかきへい)  文月…虫

桂月…秋草  長月…栗  小春…紅葉  復月…寒牡丹  大呂(たいりょ)…霽雪(せいせつ)


1から12まで数にちなんだお茶の話というより言葉を紹介してまいりました。

今回で おしまい といたします。ありがとうございました。