花は野にあるように

今日はお花のお話をしたいと思います。
千利休茶の湯の心得を説いたといわれる教え七条を「利休七則」といいます。
そのひとつにこの「花は野にあるように」があります。
お茶席で使われるお花を「茶花」といいますが、池坊とか小原流などのような華道の流儀とは全く別のものです。山野に咲く花をそのままそっくりもってきて飾る、ということでなくその日の茶会にあったお花を選び、一輪の花で自然の美しさ、生命の尊さをお茶席の中で表現するところに、お茶の花として本当の意味があるということなのです。哲学的になってしまいましたが、実際お茶会をする時、準備の最後の最後までなかなか決まらないのが、茶花なんですね。

実はわたしは茶花が苦手です。多くの方がおうちでいろいろ育てていらっしゃいますが、わたしは植物を育てるのに向いていない人間と思っていました。ところがそんなわたしが最近バラを育て始めました。小さい頃「秘密の花園」を読んでからローズガーデンに憧れていましたが、父は菊やサツキにはまっていて
バラはダメと言って封印?されていました。今の家も純和風でゆくゆくは茶室を作りたいと思っていますので、鉢植えで育てています。茶人として失格!と言われそう。

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http://www.town.nakajo.niigata.jp/shisemo/tulipfesta/tulipfesta.html