数にまつわるお茶の話 「十」

千 家 十 職

やはり十といえば「千家十職」ですよね。

茶道具の作家で、特に千家(表千家裏千家武者小路千家)の

家元好みや創意工夫を取り入れた茶道具を調整する職方の家系をいいます。

特に十職と決められたのは明治中期ごろからです。



土風炉・焼物師 永楽善五郎



竹細工・柄杓師 黒田正玄


茶碗師 楽吉左衛門

一閑張細工師 飛来一閑


の十家です。どの家系も十数代続いていて

利休さんの時代から共に茶道文化を築いてきたのですね。

わたしの持っているものといえば・・・

友湖さんの古袱紗ぐらいかな。

お稽古を始めたばかりの頃

「お茶入のお仕覆(茶入の入っている袋)のお仕立ては?」

「友湖でございます。」

の問答で、どこかの友子さんが作ったのだと思っていました…。