数にまつわるお茶の話 「五」

五節句(ごせっく)」

人日(じんじつ)  正月7日。陰陽道で人を一年で最初に占う日。 
           七草の節句

上巳(じょうし)  3月3日。月の最初の巳の日の意味。
           桃の節句。雛の節句

端午(たんご)   5月5日。「端」は初「午」は五の意味。月の最初の午の日。
           菖蒲や蓬(ヨモギ)で邪気をはらい、柏餅や粽(ちまき)を食べる。
           端午の節句。菖蒲の節句

七夕(たなばた)  7月7日。年に一度会うという牽牛星織女星に婦女子が技芸の上達を祈願する
           中国の「きこうでん(漢字がでない!)」が伝わった。
           七夕の節句。七夕祭り。しちせき。

重陽(ちょうよう) 9月9日。陽の極みである九を重ねるという意味。
           陰暦九月九日の節句。重九(ちょうく)。

「せっく」とはもともと「節供」と書き、季節の折り目である節の日に
厄を払い無病息災を祈って神に供した食べ物のことです。
それが転じて、季節の折り目となる日の意味になったようです。

裏千家14代淡々斎好みに「五節句棗」「五節句水指」があるそうですが、
見たことがありません。ご存知の方、どのようなお道具か教えてください!

端午の節句には、我が家では昔から菖蒲湯(菖蒲と蓬を束ねてお風呂に入れる)に入り、
長芋・厚揚げ・人参・椎茸・蒟蒻を煮付けて食べます。長いものに襲われないようにですって!
皆さんのおうちでは何かお節句になさっている事ありますか?

もうすぐ七夕です。子供が小さい時は、七夕飾りを作ってベランダに飾ったけれど
最近は何もしていません。
今年は七夕にちなんだお菓子を探してきて、お薄でも頂こうかなぁ。

ある先生は、この節句のたびに社中でお茶会をなさるそうです。
いろいろな趣向が思い浮かんできますね。
わたしもいつか教えるようになったら、実践してみましょう。
楽しみ!