香りを楽しむ

イメージ 1

先日、見つけました。鳩居堂の「貝おヽい」。
お香立てなんだけど

イメージ 2

このように香合にもなります。

茶道では「香り」が重要なポイントになります。
炭手前では必ずお香を焚きます。
風炉では白檀などの香木を、炉では練香といって
白檀・桂皮・丁子・沈香などの粉末と炭粉を混ぜてはちみつで練ったものを使います。

イメージ 3

『茶席の香』淡交社刊より

また、茶道の修養を目的とした「七事式」という5人で行う言葉は悪いですが、
いわばゲームのような作法の中の「香付花月(こうつきかげつ)」「且座之式(しゃざのしき)」
「仙遊之式(せんゆうのしき)」「三友之式(さんゆうのしき)」「唱和式」に
「聞香」があります。画像はその時に使われる香盆です。
左の香炉の盛り上がった部分に火が熾きている香炭団が入っています。
その上に右にある重香合の2段目に入っている、銀葉と言って雲母の薄い板を乗せてその上でお香を焚きます。

現在、一般に言われる香炉は飾り香炉で、
実際にそこでお香を焚くと中がヤニだらけになってしまいます・・・

イメージ 4

普通のご家庭ならお線香やコーンインセンス(三角錐のかたちのお香)・渦巻き香などが
手軽に香りをたのしめますね。種類も豊富でちょっとしたプレゼントに使っています。