宗恵の『一日一禅』 205

賓主歴然(ひんじゅれきねん)


これは昨日の「賓主互換」とはまた違った意味の句です。

主客の区別がはっきりしている、ということですね。

席中では身分の差はなく、みな平等であるけれども

亭主は亭主として、客は客としての役割があります。

これを「賓主歴然の茶」と言うそうです。

今「友達親子」という言葉があって、親子仲良く姉妹のように付き合っているのが

カッコイイみたいに言われていますが

わたしはそれはやはり、親は親として振舞わなければいけないのでは

と感じています。こんなこと言うと非難の嵐かな…。

もっともわたしには娘がいないので、半分ひがみもあるかも…。