宗恵の『一日一禅』 169

水急不流月(みずきゅうなれどもつきをながさず)


きょうのお稽古場に掛かっていた句です。

明るい月が川面に映っています。

どんなに流れが急でも、月はそこに留まっています。

確固たる仏性があれば、どんな煩悩や妄想にも捉われることはない

ということですね。

なるほどなぁ、と思った句です。

流されない月をしっかり持っていてこそ、流れのままに生きていけるのかも…。