宗恵の『一日一禅』 165

萬重関鎖一時開(ばんじゅうのかんさ いちじにひらく)


悟りを得るには、様々な苦難の道を乗り越え乗り越え、やっとたどり着くように思います。

まるでインディジョーンズのよう…ちょっとたとえが不謹慎…

しかし禅には『頓悟』というのがあり、あるきっかけで突然悟りを開くことがあるそうです。

この句はその様子を表現したものです。

桃の花を見て悟ったり

師匠に押し倒されて足を骨折した瞬間に悟ったり

といろいろあるそうです。

まあ、わたしにはそのような機縁はないようですので

日々悔いの無いように、少しずつでも禅の世界に近づくように努めることにいたしましょう。