和敬清寂

「和敬清寂(わけいせいじゃく)」
千利休の茶道の根本精神を要約した言葉で、「利休四規」といいます。
先の「利休七則」と合わせ「四規七則」と称されます。

実家の母は高校時代、表千家茶道を習っていました。
「お茶の先生はいつも和敬清寂、和敬清寂とお経のように、ゆうてはった(言っていた)」
とよく聞きました。
(母の母校は彦根城の中にあって、明治天皇がお泊りになった部屋でお稽古していたそうです。)

「利休四規」と書きましたけれど、文献的にみれば
茶道の祖、村田珠光がはじめて唱えたものと普通いわれています。
「和敬清寂」で一つの法則ではなく「和」「敬」「清」「寂」四組の法則
として考え、その四つがお互いに関係しあって一つの茶道の根本精神になる
ということです。

もっと簡単に説明する予定でしたが、なんだか自分で考えていくと
哲学的というか、だんだんわからなくなってしまいます。今日はこのへんで。
次回から「和」「敬」「清」「寂」と個別にお話していきたいと思います。

やっぱり、「わけいせいじゃく」はむずかしい~~~!