宗恵の『一日一禅』 112
中国宋代の禅の書『碧巌録』第20則の中の「暮雲の頌」として知られている中の句です。
対するに堪えたり暮雲の帰りて未だ合せざるに
遠山限り無し碧層々
遠山限り無し碧層々
夕暮れが近づくにつれ雲が周囲から集まってきて山を少しずつ覆い
その夕映えの空の下には緑深い山々が果てしなくどこまでも続いている、という情景です。
梅雨の晴れ間にふと山を見ると、白い雲と山の緑のコントラストが素晴らしい時があります。
我が家からは二王子岳のうしろに飯豊連峰を望むことができます。
以前は市内の大通りからも見ることができましたが
今では新しい病院がデンと建って見えなくなりました…。
うちのおんぼろアパートの唯一のごちそうでもあったのですが…。
景観って大事ですよね。