宗恵の『一日一禅』 91

悟無好悪(さとればこうおなし)


迷えば寂乱を生じ 悟れば好悪無し

一切の二辺は 浪(みだり)に自ら斟酌す

からとった句です。

迷いの中にいるから安らぎと乱れとに振り回され、悟れば良いも悪いも無くなります。

是非や善悪などの対立する考えは、自分が勝手にそう思い込んでいるだけです。

という意味だそうです。

自分が正しいと思ったことも、実はそうではないかもしれない…。

今日、ちょっとある事があって、自分自身の事を考え直さなければならないな

と思い、この句にしてみました。