利休道歌 84

なまるとはてつづき早く又おそく ところどころのそろはぬをいう

なまる、とは点前の手順を早くしたり遅くしたりして、揃わないことを言うそうです。

頭に入っているところは、さらさらと早く、

はっきりしないところは、考えながらゆっくりする・・・。

そのようなお点前を「なまる点前」と言うのであります 。

あ~、わたし「なまって」います・・・。

お茶を差し上げるまでは丁寧にお点前をしてもいいですが

後半はサラッと流せ、とも言われます。

お客さまの心を汲み取り、緩急をつけたお点前を自然に巧みに使い分けるようになるには

精進を重ねることが必要です・・・。