秋の色 4

訶梨勒色

銀杏色

紅葉色


かりろくいろ   「かりろく」はシクシン科の落葉高木で3cmほどの細長い卵形の実をつけます。
         インドに広く分布していて、タンニンを多く含んでいます。日本へは鑑真和上が
         伝えたといわれています。下痢・胃腸の治療に用いられたとか。
         染料としては、ミョウバンで発色すると黄みの強い茶色に染まり、鉄分と出会うと
         墨がかった色になっていくそうです。


いちょういろ   都会でいち早く秋を感じるのは、銀杏が黄色に色づくことではないかしら。
         春の萌黄色(もえぎいろ)から夏の若苗色に変わりそして秋になると
         黄朽葉色(きくちばいろ)へと移ろいます。

もみじいろ    春の桜と秋の紅葉。日本人の美の原点ですね。
         先日行った鳴子峡はあと2週間後が見ごろのようです。残念…。