外題あるものを余所にて見るときは 先づ外題をば見せて披けよ
「外題(げだい)」とは、巻物や掛物の裏側の上部に
「○○図○○筆」とか「○○筆一行」など、内容や筆者などを記して貼ったものです。
これは、いちいち掛物を開いて見なくても、巻いたままその内容がわかるようになっています。
床に掛けられた状態では外題は見えませんが
由緒ある掛物や、
天皇の書かれたものなどを床に掛ける場合の作法があります。
袱紗を二つ折にして、その上に掛物の外題を上にして床に荘ります。
お客さまはその外題をよく拝見してから、亭主に床に掛けてもらいなさい
ということですね。