利休道歌 39

品々の釜によりての名は多し 釜の総名カンスとぞいふ

ごめんなさい。「カンス」変換しても出てきません!

「灌」のさんずいのかわりに、かねへんに「子」です。

中国での「釜」の呼び方です。

いろいろな名称の釜があります。

利休好みだけでも

尻張釜・丸釜・阿弥陀堂・蒲団釜・透木釜・繰口釜・万代屋釜・鶴首釜・雲龍釜・桐釜

などたくさんあります。

それを総称して「カンス」といいます、教えていますが今では使わない言葉ですね。

日本へ来てからの釜の基本的なものは「天命(てんみょう)」と「芦屋(あしや)」です。

天命は今の栃木県、芦屋は福岡県が産地です。

鍋釜として作られたのは天命のほうが古いそうですが

茶の湯の釜としては芦屋が古いそうです。

天命は天猫とも書きます。またそこから天明になったという説もあります。

お茶会で時々お目にかかりますが、どこがどう違うか今度よ~く観察してみよう!