2006-08-01から1ヶ月間の記事一覧

宗恵の『一日一禅』 156

水冷冷風颯颯(みずれいれい かぜさつさつ) 水はひんやり冷たく、爽やかな風が吹いている という暑い夏にはたまらない、清涼感あふれる句ですね。 禅においては、迷いや捉われが消え去った後の心の爽やかさを表しているそうです。 いくらクーラーの効いた涼…

宗恵の『一日一禅』 155

風送鐘聲来(かぜしょうせいをおくりきたる) 知らず何処の寺ぞ 風鐘声を送り来る どこのお寺で打ち鳴らされているのかわからないが 鐘の音が風にのって身近に聞こえてくる という情景を描いた詩からとられた句です。 夕方でしょうか、なんとなく郷愁を誘い…