宗恵の茶の湯講座 2:千歳盆点前

裏千家道教科1 初歩の茶道 割稽古』に先に説明いたしました「盆略点前」の次に載っているのがこの「千歳盆点前」です。お教室ではあまり行われていないようですね。
わたしはこの本を見て是非やってみたくなり、一番初めに求めた茶道具のひとつです。


千歳盆点前

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千歳盆は、裏千家14世淡々斎宗匠の還暦を祝って、嘉代子夫人が新しく考えられ、好まれたものです。大変簡単に、しかも秩序だったお点前で礼を失わずに抹茶を差しあげることができます。
基本は「盆略点前」です。
盆を持ち出してお点前しますが、画像のようにお点前を始める前に、盆の上に景色として帛紗をさばいて飾っておいてもよろしいです。


このお点前には千歳盆のための特別な敷古帛紗が必要になります。

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右がそうです。普通の古帛紗より一寸ほど小さいですね。
左 伊予簾緞子(いよすだれどんす)   右 淡々斎宗匠御好 七宝雪月花裂(しっぽうせつげっかぎれ)
この敷古帛紗の箱の蓋には「1984年4月30日 京都高島屋にて求める」と書いてありました。
実はちゃんとお点前をしたのは今回が初めてです・・・。



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お茶が点ちました。
どうぞごゆっくり。