「む」・・・無色軒

京都裏千家の茶室。仙叟好みと伝えられます。
天明8年(1788)大火後に再建されました。
寄付に相当する座敷で、五畳敷に一畳の広さの槫縁張りがつき、
それに続く一畳を点前座とし、その向い側の一間を張付の壁床としています。
点前座には炉を向切とし、勝手付に釘箱棚を設けています。
槫縁張りの部分はもと寒雲亭の柳の間とつながれていました。
用材は簡素な取り合わせで、木割はやや古く侘びの古調をとどめています。

今までに何回かお茶室を拝見させていただきましたが…
無色軒は拝見しただろうか…?
来月11日に宗家研修に参りますので、ひょっとしたら拝見できるでしょうか?

裏千家のHPに写真が載っています。ご覧ください。
http://www.urasenke.or.jp/textc/chashitu/mushiki.html