卒業茶会

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昨日6月12日に新潟県新潟市山田にある雪梁舎美術館内の
茶室「自在庵」において昨年50歳を迎えられ、青年部をご卒業された
先輩たちを送る「卒業茶会」を役員一同で行いました。

このお茶室を利用するのは初めてですが、大変使い勝手がよく気に入りました。
四畳半台目の本席に待合・水屋・腰掛待合・露地を備えた本格的なお茶室です。
(四畳半台目とは、四畳半に一畳の約四分の三の長さの点前畳がついている部屋)
本格的なお茶事ではありませんが、流れをご紹介いたします。
(本格的なお茶事は、青年部では出来ない事になっています。)

待合でお白湯を飲んでいただき、腰掛待合へ。
亭主が迎え付けの後、本席ににじり口から入っていただきます。

ご挨拶に続き、初炭手前。
その後、お菓子をお召し上がりの後、腰掛待合へ中立ち(休憩のようなもの)。

改めて本席に入っていただき、お濃茶そして続いてお薄をさし上げました。
その後、待合に使ったお部屋で卒業生・役員の皆さんご一緒にお昼をいただきました。


昨年度で卒業された方は6人。元部長のS氏・Iさん・Y氏、元副部長のAさん
いつも遠く見附から行事に参加いただいたKさん・Hさんです。
元部長のS氏とIさんはそれぞれ裏千家淡交会青年部全国委員・全国委員補をされた
大御所です。
また元部長の男性お2人は、お仕事のかたわら社中を立ち上げておられ
たくさんのお弟子さんを抱えていらっしゃいます。

このうちお茶会の参加者は4人でした。
気心のしれた方たちばかりのお茶会で、和気あいあいとした中にも、
緊張感漂う良いお席だったと思います。

主な道具組みです。

床    有馬頼底筆 行雲流水
花    琉球月見草・七段花・どくだみ
花入   籠          数馬竹祐
釜    真  松地紋     十二代 美之助 
水指   縄簾 相生焼     那波鳳翔
茶入   利休瀬戸写 膳所肩付 岩崎新定  仕覆 段織絣
茶杓   寛州作 銘 再会
茶碗   黒楽         二代 長楽
菓子   朱鷺         美豆伎庵

薄器   住吉蒔絵       北浜宗貴
茶碗   萩          波多野善蔵
 替   鳳凰         岡田華渓
 替   青楓         橋本紫雲
菓子   煎餅・あじさい    大和屋

お席の写真は席入り数秒前にあわてて撮ったもので、
ピンぼけでヘンテコな構図になってしまいました。