卒業論文

母校から着払いで大きな封筒が届きました。
開けてみると、夫とわたしの懐かしい卒業論文が!

学生時代、考古学を専攻していました。
考古学専攻創設55周年をむかえ、今まで保管していた卒論が
収まりきれなくなり、希望者に返却することになったのです。

題は「畿内における弥生時代の墓制の展開  木棺墓を中心として」

小雪舞う1月末の面接審査の時、ドキドキしながら研究室に入っていくと
卒論指導の担当教授で考古学界の大御所だったS先生が
開口一番「今日のセーターはよく似合っているね。」とおっしゃったことだけ
覚えています。論文の内容は、どうでもいいってことだったのかな・・・。

卒論を書くにあたりお世話になった方々は、
今では皆さん考古学界の重鎮となられています。

今ではわたしは全く違う、茶の湯の世界にどっぷりつかっております。

最近、天目茶碗が気になっています。
新潟でもそうですが、中世城館址からたくさん天目茶碗が発見されます。
侘び茶以前はみな天目茶碗でお茶を飲んでいたのかな。
それもお抹茶だったのかしら・・・
昔とった杵柄、調べて論文でも書いてみることにいたしましょうか。

それはそうと
夫に見つかる前に、わたしの卒論 隠しておかなくっちゃ。