火入れと湯のみ

このブログをご覧の皆さんの中に
陶芸をなさっていらっしゃる方が多いので、質問です!

火入れは煙草盆(たばこぼん/薄茶の席や待合に置く。どうぞおくつろぎください、という意味かな)に
灰吹(はいふき/煙草の吸殻入れ。青竹が約束)と仕組まれる、煙草の火種を入れる器です。

わたしなどは、ちょっといい感じの湯のみをみると、
「これ火入れにいいな」と思い,求めるのですが
「火入れ」として売られているものと、「湯のみ」とどう違うのかな、と思います。

ある方は「火入れとして作る場合、中に釉薬はかけず、湯飲みは中にもかける」
とお話くださいました。

昔から火入れは向付(むこうづけ/懐石のお膳の向こうにつける料理の器)を転用したりして、
「火入れ」として製品化されるようになったのは、いつぐらいなんでしょうか?

大樋さんも「湯のみに作ったけど、火入れにしてもいいよ」
とおっしゃっていたことがあります。

作る方のお立場として、いかがなものでしょうか?