宗恵の『一日一禅』 203
『普灯録』の中の
「風吹けども動ぜず天辺の月 雪圧せども摧(くだ)け難し澗底(かんてい)の松」
から採られています。
どんなに風が吹き荒れても、空高くかかる月は微動だにせず
山奥の谷間にある松は雪に圧迫されてもびくともしない
という意味で、煩悩や妄想に覆われることはあっても
その本質が汚されることは決してない尊い仏性の比喩とされるそうです。
強い信念を持って生きることが大切なのでしょうか。
わたしはいまだ、あっちふらふら こっちふらふら
ああでもない こうでもないと迷ってばかりです…。