宗恵の『一日一禅』 183

松菊萬年歓(しょうきくまんねんのかん)


松と菊が入れ替わっていますが鵬雲斎大宗匠のお筆によります「菊松萬年歓」

がリレー茶会北ルートAコースで回っています。

松は長寿の象徴であり、菊も古来不老長寿の霊花として珍重されてきました。

秋のおめでたい席にぴったりの句ですね。

また「松菊」には隠者の住居という意味があります。

陶淵明たちが松と菊と竹を植えた住まいで、隠遁生活を送ったからだそうです。

隠遁生活を送るには、まだまだ俗世の生活を楽しみたいわたしです。

隠遁生活には死ぬまで縁がないでしょう…。