宗恵の『一日一禅』 172

西風一陣来(せいふういちじんきたる)


西風一陣来たり 落葉両三片

西風が吹いてきたので、葉っぱが二、三枚落ちた

という秋の日の情景を詠んだ句からとられた言葉です。

「西風」は寒さをもたらす秋の風の意味で用いられるそうです。

昨日、新潟は日中生暖かい風が吹いて(フェーン現象?)暑かったのですが

夜になると冷たい風がすーっと窓から入ってきて、心地よい気分になりました。



目先のことばかりに捉われて、本来の自分の姿を忘れてしまう…。

今、わたしたちは小さい子供から大人まで

物事を大きな目で見ることができなくなっているのでは

と、最近のいろいろな事件を見て思います。

冷たい風に吹かれて、自分自身のことを見つめ直す時間が必要ですね。