宗恵の『一日一禅』 138

萬里一條鉄(ばんりいちじょうのてつ)


昨日は新潟市白山神社内にあります「燕喜館(えんきかん)」で行われた

余所の青年部主催の「文月茶会」に参加しました。

「道」をテーマのお茶会、ということでした。

男子会員によるお濃茶席に掛けられていたお軸が

昨年8月、105歳で亡くなられた大亀老師のこの句でした。

堂々として大変元気よい筆で、随分お若い時に書かれたものとお見受けしました。

「一条」とは継ぎ目無くつながっている様子をあらわします。

どこまでも一様に続いている鉄、というのがこの句の意味ですが

禅語では、純粋で混じりけがなく堅固不動な絶対的真理

天地を貫く尊い仏性の象徴として用いられるそうです。

違う青年部ですがよく色々なことでご一緒する機会の多いKさんのお点前。

大変、ご立派でございました。お濃茶は男性のお点前がいいですね。