巌松無心風来吟(がんしょうむしんかぜきたりぎんず)
岩の上に根を張って立っている松に風が吹き、松の葉を揺らす音が聞こえてきます。
松も無心、風も無心。その光景を目をつぶって思い浮かべてみてください。
何のはからないも捉われの無い気分に、少しはなれるかしら…。
わたしが20歳の時、高校時代の仲良しグループと松島に行きました。
遊覧船に乗ってぐるっと一周しましたが、その松と岩の創る自然の造形に
大変感動したことを覚えています。
でも、この句のように「無心の境地」はまだ感じませんでしたね。
今度行く時は遊覧船ではなく、ただのんびりとその光景を眺めていたいです。