宗恵の『一日一禅』 126

巌松無心風来吟(がんしょうむしんかぜきたりぎんず)


岩の上に根を張って立っている松に風が吹き、松の葉を揺らす音が聞こえてきます。

松も無心、風も無心。その光景を目をつぶって思い浮かべてみてください。

何のはからないも捉われの無い気分に、少しはなれるかしら…。



わたしが20歳の時、高校時代の仲良しグループと松島に行きました。

遊覧船に乗ってぐるっと一周しましたが、その松と岩の創る自然の造形に

大変感動したことを覚えています。

でも、この句のように「無心の境地」はまだ感じませんでしたね。

今度行く時は遊覧船ではなく、ただのんびりとその光景を眺めていたいです。